ジュリアード弦楽四重奏団
~バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏会~
2007年5月30日(水) 19:00開演、5月31日(木) 19:00開演
全席指定 各日6,500円、セット券12,000円
(c)Nana Watanabe |
ジョエル・スミルノフ(ヴァイオリン) |
世界に名を馳せるアメリカの至宝、ジュリアード弦楽四重奏団の結成60周年を飾る、2夜連続のバルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏会。王子ホールの300席の空間でその明快な構成力、音色の美しさ、完璧なアンサンブル、卓抜した統一感のある演奏を堪能して頂きます。彼ら自身今回のバルトーク・チクルスに並々ならぬ情熱を持っており、近年増した叙情性とともに更に新しい感動を与えてくれるに違いありません。
バルトーク弦楽四重奏曲全曲
<第1夜>
弦楽四重奏曲 第1番 Op.7 Sz.40
弦楽四重奏曲 第3番 Sz.85
弦楽四重奏曲 第5番 Sz.102
<第2夜>
弦楽四重奏曲 第2番 Op.17 Sz.67
弦楽四重奏曲 第4番 Sz.91
弦楽四重奏曲 第6番 Sz.114
ジュリアード弦楽四重奏団 ジュリアード弦楽四重奏団は1946年、ジュリアード音楽院の院長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱により「最高級のカルテット」をめざして、ロバート・マンをリーダーとする4人の同学院若手教授により結成された。翌47年、ニューヨークでデビュー。バルトーク、シューンベルク、ベートーヴェンの演奏でたちまち注目を集める。世界各地をツアーするとともに、タングルウッド音楽祭、ラヴィニア音楽祭には毎年出演。ヨーロッパではルツェルン音楽祭や、シューベルティアーデ、日本では宮崎音楽祭などにも定期的に招かれている。ベートーヴェンの全曲演奏を、NY・アリスタリーホール、東京・カザルスホール等、世界各地で行ってきたが、最近ではボンで開催された国際ベートーヴェン・フェスティバルとデュッセルドルフのトーンハレで行った。49年以来、現ソニー・クラシカルとともに多岐にわたる録音プロジェクトを展開。創立50年記念の年には過去の受賞名盤や未発表録音を含む記念CDを7枚リリース。往年のヒット集「ベートーヴェン全集」(2種)、「シェーンベルク全集」があり、「ドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲」はグラミー賞を受賞している。そして、「バルトーク全集」により86年全米レコード芸術科学国立アカデミーに殿堂入りするなどその栄誉は枚挙にいとまがない。アメリカ国会図書館レジデント就任40年を記念する特別な年にあたる2003年、ベートーヴェン全曲と現代のアメリカを代表する作曲家の作品を組み合わせた演奏会を合計12回開催した。62年に前任のブダペスト弦楽四重奏団の後を継いで以来、国会図書館の演奏会では、36年にガートルード・クラーク・ホイットール夫人から図書館に寄贈されたストラディヴァリウス4本をいつも使用している。この関連のプロジェクトとして、マスタークラスや教育アウトリーチを行うプログラムをカリフォルニア大学、ウォルト・ディズニー・コンサートホール等で開催。本拠地NYのジュリアード音楽院でも教授として、またレジデントとして世界各国から学びにきている若者たちに室内楽アンサンブルを振興する大きな役割を担っている。 |