ザ・フレンチ・コネクション・イン・トウキョウ
ジャン=ギアン・ケラス、エマニュエル・パユ&エリック・ル・サージュ
2006年11月17日(金) 19:00開演
全席指定 8,000円
ジャン=ギアン・ケラス (チェロ) |
ケラス! パユ! ル・サージュ! 今をときめく彼らが王子ホールに集います。もともと仲がよい3人。以前はヨーロッパで度々共演していましたが、近年はお互い に活躍の場を広げてすれ違い。昨秋来日が重なった折、「東京で久々に食事をしたよ」と嬉しそうだったケラス。「食事するなら次はコンサートを!」という夢 の実現に繋がりました。フレンチ・コネクションが東京で結実するわけです。今回のプログラムは、かつて彼らがサロン・ド・プロヴァンス室内音楽祭で演奏し たもの。何せ彼ら自身が楽しみにしているのですから、聴衆の皆さまにとりましても最高にハッピーな一夜になることでしょう。
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第29番 ト長調 Hob XV-15
シューマン:5つの民謡風の小品集 Op.102 (チェロ&ピアノ)
:3つの幻想的小曲 Op.111 (ピアノ・ソロ)
ヴィラ=ロボス:ジェット・ホイッスル (フルート&チェロ)
********** 休憩 **********
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第28番 ニ長調 Hob XV-16
ウェーバー:三重奏曲 ト短調 Op.63
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ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) 1967年モントリオール生まれ。リヨン・コンセルヴァトワールでレーヌ・フラショーにチェロを学び、フライブルク音楽大 学、ジュリアード音楽院でも研鑽を積む。ロストロポーヴィッチ国際、ミュンヘン国際各コンクール受賞。90年よりブーレーズの主宰するアンサンブル・アン テルコンタンポランのソロ奏者を務め、95年リゲティ作品集CDが英国グラモフォン賞受賞。チェロの新世代として近年急速に注目を集めており、ウィーンの ムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのウィグモア等世界の主要会場でコンサートに出演、いずれも絶賛を 博す。親日家としても知られ、2001年には、華道の美学をモチーフにした3日間の無伴奏リサイタルを自ら企画し、多くの専門家から年間ベストワンの賞賛 を得ている。フランス・ハルモニア・ムンディ、ドイツ・グラモフォン、EMIなどからCDをリリース、高く評価されている。当ホールでは4度目の登場。 |
(c) EMI Classics |
エマニュエル・パユ(フルート) 1970年ジュネーヴ生まれ。6歳からフルートを始め、パリ国立音楽院でミシェル・デボスト、アラン・マリオン、クリス チャン・ラルデ、ピエール=イヴ・アルトーに師事。卒業後はバーゼルのオーレル・ニコレのもとで研鑽を積んだ。89年神戸国際コンクール、92年ジュネー ヴ国際コンクール等多くのコンクールで優勝、93年には最年少記録を以ってベルリン・フィルの首席ソロ奏者に就任。02年復帰を果たす。現代はもとより史 上最高のフルート奏者として絶大な人気を誇り、特に、神戸優勝以来日本にはファンが多く、世界で唯一のファンクラブや日本オリジナルのベスト盤も存在す る。ベルリン在住。EMIアーティスト。王子ホールにはアンサンブルも含めると4度目の登場。 |
エリック・ル・サージュ(ピアノ) 1964年、南仏エクサン・プロヴァンス生まれ。パリ国立音楽院に学び、ピアノと室内楽でプルミエ・プリ(一等賞)を受賞 し17歳で卒業。また、この時期ロンドンでマリア・クーシオに師事。多数のコンクール受賞歴を持ち、ドレスデン・フィル、トゥールーズ・キャピトル管、フ ランス国立管との共演をはじめ、国際的な主要音楽祭への出演に加え、毎年夏に行われるサロン・ド・プロヴァンス室内音楽祭をパユやポール・メイエ(クラリ ネット)他と共に主宰している。BMGファンハウスから、99年にシューマンとプーランク・ピアノ作品集をリリース。また、同年パユ、メイエ等と録音した プーランク室内楽全集は、99年度音楽之友社 レコードアカデミー賞大賞を受賞。2000年にはミヨー室内楽作品集、翌年にはメイエとブラームス・ソナタ集をリリース。また、フランク・ブラレイとの共 演による「2台のピアノのための協奏曲」を含むプーランク協奏曲集を04年にリリース(BMG-RCA)、仏ディアパソン・ドールを受賞。06年より シューマンのピアノ作品および室内楽作品の全曲録音がスタートする。 |