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Concert  コンサート情報

渡辺香津美 ギタールネッサンス
ライブ・イン・王子ホール~シリーズ/種を蒔く人 Vol.6 魂のインプロヴィゼーション

2006年1017日(火) 19:00開演

全席指定 6,000

渡辺香津美(ギター)
吉田美奈子(ヴォーカル)
中牟礼貞則(ギター)
宮本文昭(オーボエ)

アコースティックからエレクトリック、民族音楽・・・ギターの仲間を縦横無尽に操る《遊弦カリスマ》KAZUMI。そして、真のインプロヴァイザー(即興演奏家)と多彩異才のアーティストとの出会いと創造。種を蒔く人、耕す人、聴く人それぞれの収穫の瞬間を心ゆくまでお楽しみいただく「ギター・ルネッサン ス ライブ・イン・王子ホール~シリーズ/種を蒔く人」。足掛け4年にわたったこのシリーズもいよいよフィナーレを迎えます。今回はKAZUMIと永年にわたって共演を重ねてきた唯一無二の音楽家たちによる悠々 自適セッション。故・武満 徹の名曲《翼》の宇宙に遊び、ジャズのイディオムやシステムを飛び越えて、魂の対話を展開します。
プログラム

ハロルド・アーレン:オーバー・ザ・レインボウ
レノン&マッカートニー:イフ・アイ・フェル
渡辺香津美:アストロ・ジャンプ
ロバート・プラント&ジミー・ペイジ:天国への階段
ディジー・ガレスピー&フランク・パパレリ:チェニジアの夜
ヴィクター・ヤング:ステラ・バイ・スターライト
谷川公子:MOMO
バド・パウエル:クレオパトラの夢

********** 休憩 **********

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より クーラント
ルグラン:シェルブールの雨傘
チャーリー・ミンガス:グッドバイ・ポークパイ・ハット
武満 徹:翼
渡辺香津美:8月の永遠
Minnie Shady, Aki/吉田美奈子:リバティ
ジョニ・ミッチェル:青春の光と影
渡辺香津美:パッシー・ホーム

プロフィール

渡辺香津美(ギター)

1953年東京出身。17才で衝撃のアルバムデビュー。79年に坂本龍一と伝説のオールスターバンド《KYLYN》(キリ ン)を結成。同年秋《イエロー・マジック・オーケストラ》のワールドツアーに参加、世界各地で大絶賛を博す。80年代は記録的な大ヒットアルバム《トチ カ》に代表されるフュージョンの旗手として活躍。これまで内外トップミュージシャンと日本はもとより世界中で公演多数。インプロヴァイザーとしての側面を 活かし作・編曲においても独自の世界を展開。21世紀幕あけは「ギター生活30周年集大成」としてアコースティックからエレクトリック、民族楽器までのギ ターの可能性を極めた《ギター組曲》を創作し初演、アルバムもリリース。2003年にはNHK教育テレビ《アコースティックギター入門》の講師を務め『い ち国民いち楽器』構想で音楽文化の草の根運動を展開。05年よりNHK FM 《ジャズ・トゥナイト》がスタートしパーソナリティーとしても活躍。現在はアコースティックギターを中心としたソロワーク《ギター・ルネッサンス》とエレ クトリックギターによるバンド《モ・バップ》の2本のプロジェクトを中心にアルバムリリース、ツアーを行う。すべての音楽ファンに評価される実力と人気で 常に最先端インストゥルメンタルを創造。洗足学園大ジャズコース客員教授。


吉田美奈子(ヴォーカル)

1969年、当時交流を持った音楽家達から影 響を受け、楽曲制作を始める。間もなくシンガー・ソング・ライターとして、ライヴ中心の音楽活動を開始する。73年、アルバム「扉の冬」で本格的なデ ビューの後、2005年現在、オリジナル・アルバム(シングル、ライヴ、ベスト盤を除く)18作品、コラボレーション・アルバム2作品、ライヴ映像収録盤 を4作品リリースしている。ジャンルを取払った自由自在な音楽活動は、クオリティーを保ちながら個性を発揮するミュージシャンズ・ミュージシャンとして、 多方面から尊敬を集め、常に高い評価を得ている。

中牟礼貞則(ギター)

1933年鹿児島生まれ。52年Jazz Guitar Playerとしてプロ入り。以来、宮沢 昭、渡辺貞夫、前田憲男、猪俣 猛他多くのグループに参加。磨き抜かれたハーモニーセンスと鋭い感性で独自のスタイルを持つ日本有数のギタリストで 全国に根強いファンも多い。伝説の 『銀巴里セッション』に参加していた60年代初頭から40年以上に亘って活躍を続けている日本のジャズ・ギターの巨匠。
代表作『Remembrance』
メンバー:中牟礼貞則(g)、小杉敏(b)、江藤良人(ds)
プロデュース:Toshio Aoki
エンジニアリング:Yasuo Morimoto ZESTレコードZR1002

宮本文昭(オーボエ)

宮本文昭の魅力は、その音色の豊かさと多彩さにある。18才でドイツに留学してから、エッセン市立交響楽団、フランクフル ト放送交響楽団、ケルン放送交響楽団首席オーボエ奏者を次々と歴任し日本人のオーボエ奏者として第一人者の地位を築いてきた。2000年より活動の本拠地 を日本に移し、ますますその活動の場を広げている。ソリストとして、リサイタルやコンチェルトでも好評を博し、バレンボイム、ベルティーニ、インバル、ノ イマンなど数多くの指揮者と共演し、卓抜な音楽性、超絶的技巧を持つ世界的な名手と評され、世界一級のアーティストとして内外の注目を集めている。サイト ウキネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団の首席オーボエ奏者、小澤征爾オペラ塾の主要メンバーとして活動している。また2001年よりJTホールのプラ ンナーをつとめ、音楽プロデューサーとしての手腕もふるっている。現在、東京音楽大学教授。ソニー・クラシカルより4月5日にニューアルバム 「THANKS!」をリリースする。ドラマのテーマ曲も数多く担当し、最近では、東映「明日の記憶」のテーマ曲で話題を集めた。2004年アテネで開催さ れた第28回オリンピック競技大会日本代表選手団公式応援ソングにも参加した。2007年3月末をもってオーボエ奏者としての演奏活動にピリオドを打つた め、今年度はファイナルコンサートイヤーとなる。