ojihall


Concert  コンサート情報

ジャン=ジャック・カントロフ&ジャック・ルヴィエ

2005年1118日(金) 19:00開演

全席指定 6,000


ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
ジャック・ルヴィエ(ピアノ)

フランスの名手ジャン=ジャック・カントロフとジャック・ルヴィエを迎え、デュオの神髄を味わう一夜。フランスでは古典派の時代からドイツ音楽が好んで演奏されてきたこともあり、フランコ・ベルギー派による香り高いベートーヴェンの演奏は、独特の魅力に満ちています。王子ホール初登場となる二人がお届けするのは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの中でも名曲中の名曲とされる3曲。盟友同士の絶妙の呼吸をお楽しみください。

プログラム

オール・ベートーヴェン・プログラム

ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op.30-3
ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調「春」Op.24

**********休憩**********

ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47

プロフィール

ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)

1945年フランス・カンヌ生まれ。ニース音楽院に学んだ後、パリ音楽院でベネディッティに師事。63年ロン=ティボー国際コンクール入賞の他、62年カール・フレッシュ国際コンクール優勝、64年パガニーニ国際コンクール優勝、65年ジュネーヴ国際コンクール最高位、さらに67年エリーザベト王妃国際音楽コンクール入賞など、世界各国の主要なコンクールでいずれも上位入賞を果たし、話題を呼んだ。さらに70年には、コルマール国際室内楽コンクールで、ジャック・ルヴィエ、フィリップ・ミュレールとトリオを組み、第1位を獲得した。パリ管弦楽団の首席コンサートマスターをつとめたのち、85年~94年までオーヴェルニュ室内管弦楽団の音楽監督、その後オルケストラ・アンサンブル・ドゥ・パリを経て、現在、タピオラ・シンフォニエッタの正指揮者及びローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者を務める。現在、ソリスト、室内楽、指揮者の多方面で活躍しているほか、パリ国立高等音楽院等に招かれて後進の指導にもあたっている。

ジャック・ルヴィエ(ピアノ)

1947年、フランス・マルセイユ生まれ。10才でマルセイユ音楽院に入学し、その後、パリ音楽院に進む。ピアノをヴラド・ペルルミュテール、ピエール・サンカンの両氏に師事し、65年に一等賞(プルミエ・プリ)を、その後室内楽をジャン・ユボー氏に師事し、67年に一等賞を得た。同年、ヴィオッティ国際コンクール優勝、及びマリア・カナルス国際コンクール第2位(1位なし)、71年ロン=ティボー国際コンクール第3位等、数々の国際コンクールで上位入賞を果たしている。その後もソロやオーケストラ共演の他、室内楽でも定期的に活動を続けており、ソロもアンサンブルもこなす幅広さを武器に世界各地を訪ね、好評を博している。教育者としても名高く、79年には若くしてパリ国立音楽院の教授となり、その後もヨーロッパを始め、世界各地のマスタークラスに講師として招かれている。レコーディングも数多く、「ラヴェル・ピアノ曲全集」のディスク大賞(グランプリ)受賞をはじめとして、いずれも高い評価を受けている。