ojihall


Concert  コンサート情報

タリス・スコラーズ

2005年625日(木) 16:00開演

全席指定 8,000


ピーター・フィリップス(音楽監督/指揮)
デボラ・ロバーツ(ソプラノ)
テッサ・ボナー(ソプラノ)
ジャネット・コックスウェル(ソプラノ)
サリー・ダンクリー(ソプラノ)
キャロライン・トレバー(アルト)
パトリック・クライグ(アルト)
アンドルー・カーウッド(テノール)
ニコラス・トッド(テノール)
フランシス・スティール(バス)
ドナルド・グレイグ(バス)

今やルネッサンス期のア・カペラでは最高の音楽を聴かせるといってよいイギリスのグループ「タリス・スコラーズ」。研ぎ澄まされた声の持つ、無限の可能性 を追及する彼らならではの合唱の神髄を聴かせてくれることだろう。今回王子ホールではイタリア・ルネッサンス期のパレストリーナ、ジョスカン・デ・プレを 始めとするポリフォニーを中心にお贈りする。あのシスティーナ礼拝堂の秘曲「アレグリのミゼレーレ」がここ王子ホールに響く!
プログラム

≪イタリアとフランドルの音楽≫

ジョスカン・デ・プレ:喜びたまえ、キリストの御母なる乙女
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ

********** 休憩 **********

アレグリ:ミゼレーレ
パレストリーナ:おお、慈悲深きイエス
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア
ジョスカン・デ・プレ:御身のみ、奇蹟をなす者
パレストリーナ:マニフィカト (二重唱のための)

プロフィール


タリス・スコラーズ(合唱)

1973年、ピーター・フィリップスによって結成された。CDとコンサートを通して、いまやルネサンス教会音楽においては世界 最高の合唱団と目される。タリス・スコラーズとは、16世紀イギリスの作曲家トマス・タリス(1505~1585)の音楽を学びきわめる人々の意。フィ リップスはルネサンス音楽に最も適した純粋で澄んだ音を選び、その完璧な調和と融合によって、音楽の微細なきめを描き出す。そこに立ち現れる音の美、それ がタリス・スコラーズの名を不動のものにしている。タリス・スコラーズは、あるときは教会で、あるときはコンサート・ホールで歌っている。その数は毎年約80回に達する。1年に少なくとも2回公演旅行を 行うアメリカでは、ア・カペラのスーパースターと絶賛された。94年、ミケランジェロのフレスコ画修復完成を祝う記念行事の最後を飾り、システィーナ礼拝堂での演奏を許された。98年、クラウディオ・アバドに招か れてイタリアのフェルラーラで歌い、ロンドンのナショナル・ギャラリーで結成25周年記念コンサートを行った。プログラムはジョン・タヴナーがタリス・ スコラーズのために書いた作品(初演)。ナレーションをスティング、司会をデイヴィッド・アッテンボローが引き受けた。98年12月5日、1000回目の コンサートをニューヨークで行った。94年2月、ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ教会で、その聖歌隊長だったパレストリーナ没後400年記念コンサートを行った。このコンサートを 収録したビデオとCDがタリス専門のレコード会社ギメルから発売された。87年、ジョスカン・デ・プレの「ミサ・ラ・ソル・ファ・レ・ミ」と「ミサ・パンジェ・リングヮ」がイギリスのグラモフォン誌のレコード・オヴ・ザ・イ ヤー(古楽で初めての受賞)に選ばれたのをはじめ、フランスのディアパゾン誌のディアパゾン・ドール・デ・ラネー賞(ラッススとジョスカンの「ミサ・ロ ム・アルメ」89年)、グラモフォン誌のアーリー・ミュージック賞(パレストリーナの「ミサ・アスンプタ・エスト・マリア」91年、チプリアーノ・デ・ ローレとジョスカン、94年)、クラシックFMとグラモフォン誌の合同主催コンクールでのピープルズ・チョイス賞など、多くの重要な賞を贈られた。