崎元 譲（クロマティック・ハーモニカ）

佐藤秀廊に師事したのち渡欧し、西ドイツのトロシンゲン市立音楽院でヘルムート・へロルド、ロンドンでトミー・ライリーに師事した。第13回世界ハー モニカコンクールのソリスト部門第2位入賞。小澤征爾指揮の新日本フィルや岩城宏之指揮のNHK交響楽団のほか、多くのオーケストラと協演している。リサ イタルではソロだけでなく、永年の共演者であるピアニストで作曲家の美野春樹とのデュオや、ギター、ハープ、アコーディオンとのデュオ等にも意欲的であ る。現在はこの楽器の第一人者として、コンサートのほか、映画、テレビ、コマーシャル、ラジオ出演などに活躍する傍ら、後進の指導にもあたっている。

御喜美江（アコーディオン）

東京生まれ。16歳でドイツ・トロシンゲン市立音楽院へ留学。1973・74年「クリンゲンタール国際アコーディオンコンクール」で連続優勝。ハノー バー国立音大ピアノ科でB.エーベルトに師事。ドイツを中心に活発な演奏活動を展開し、世界の主要なフェスティバルなどに招かれ絶賛を博している。89年 度ドイツ州政府芸術奨励賞（音楽部門）を受賞。国内では、毎年春にリサイタル「御喜美江アコーディオンワークス」を続けており、バロックから委嘱新作（約 40曲にのぼる）に至る意欲的なプログラムが注目を集め、クラシック・アコーディオンの第一人者として幅広い支持を得ている。ＣＤでは「アコーディオン・ バッハ」（97年レコード・アカデミー賞特別部門〈日本人演奏〉受賞）などリリース多数。現在フォルクヴァンク音楽大学アコーディオン科教授。サイト「水牛」に エッセイを執筆中。

美野春樹（ピアノ）

1950年生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。作曲を長谷川良夫に学び、また、スコアリーディングを矢代秋雄に学んだ。現在では主にスタジオで のピアノ、キーボード奏者、および作曲、編曲家として活動しており、その音楽はテレビ番組、CM等で良く用いられている。また自身のジャズ・トリオ“美野 春樹トリオ”は、ライヴハウス、コンサート等で根強い人気を誇っている。