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Concert  コンサート情報

ジャン=ギアン・ケラス

2004年1126日(金) 19:00開演、27日(土) 16:00開演

全席指定 各日6,000円、セット券10,000

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

巨匠ブーレーズに見出され、現代音楽のエキスパート集団であるアンサンブル・アンテルコンタンポランに所属した彼は、モーツァルトを弾く音で現代音楽を奏でられる数少ない奏者の一人である。どのような音楽であろうと、明晰な知性と完璧なテクニックで、聴衆を至高の極みまで昇らせる。現代音楽にとどまらず、古典においても瞠目すべき演奏家であることは昨年の当ホール・リサイタルで実証済み。今回はチェリストの聖典とも言うべきバッハ無伴奏チェロ組曲全曲をお届けする。ケラスの「現在(いま)」をお聴きのがしなく。
プログラム

J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲

第1夜(19:00開演)
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV. 1007
無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV. 1009

**********休憩**********

無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV .1011

第2夜(16:00開演)
無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV. 1008
無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV. 1010

**********休憩**********

無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV. 1012

プロフィール

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

1967年モントリオール生まれ。リヨンのコンセルヴァトワールを首席で卒業後、奨学金を得てフライブルク音楽大学で学び、ひき続きアメリカへ渡ってジュリアード音楽院等で研鑽を積んだ。ロストロポーヴィチ国際及びミュンヘン国際コンクールで受賞。90年より2001年までアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務め、95年にはブーレーズの指揮の同アンサンブルと共演したリゲティの協奏曲でドイツ・グラモフォンよりCDデビュー、グラモフォン誌の部門別年間ベスト・ワンとなった。多数の著名オーケストラより招かれ共演を重ねており、2004年3月にはコンチェルト・ケルンとの共演でカーネギー・ホールデビューを果たした(シューマン:チェロ協奏曲)。95年ブーレーズ・フェスティバルで初来日。2000年12月サントリーホールの「国際作曲委嘱シリーズ」においてジルベール・アミの新作「チェロとオーケストラのための協奏曲」を初演(井上道義指揮東京交響楽団)、01年には日本国内初のソロ・リサイタル。02年11月には3日連続の無伴奏リサイタル「天」「地」「人」を開催、03年秋、ジェローム・デュクロ(ピアノ)とデュオ・ツアーを行う。02年11月24日、第6回グレン・グールド受賞者に選ばれたピエール・ブーレーズより、グレン・グールド国際プロテジェ賞の受賞者に指名された。