渡辺香津美（ギター）

1953年東京生まれ。17歳の時アルバム「インフィニット」でデビュー、天才ギタリストの出現と注目される。鈴木勲、渡辺貞夫など国内のトップグループに在籍。79年、坂本龍一、矢野顕子、村上秀一など気鋭のミュージシャン達と伝説のオールスターバンド「キリンバンド」を結成し、当時のミュージックシーンに衝撃を与えた。同年秋に行われた「イエロー・マジック・オーケストラ」のワールドツアーに参加、世界各地で大絶賛を博し「Kazumi」の名を一躍世界的なものにした。80年代は記録的な大ヒットアルバム「トチカ」に代表されるフュージョンの旗手として活躍。近年ではNHK教育テレビ「アコースティックギター入門」の教授を務めるなどジャンルを越えたクロスオーバーな活動は全ての音楽ファンに愛されている。

天野清継（ギター）

大学在学中、ジャズギターに目覚め、卒業後渡辺貞夫グループの全国ツアーに参加。88年渡米し、カリフォルニア州Grove School of Musicの作編曲科を卒業。帰国後、91年にアルバム"AZURE"（JTピースライトボックスCF曲）をリリース。大ヒットとなる。92年、93年連続で、SWING JOURNAL誌日本ジャズメン読者人気投票ギタリスト部門第2位。

コモブチキイチロウ（ベース）

幼少期を香港で過ごし、15歳でベースを始める。主に都内のライブハウスやコンサートを中心に出演。近年では、特にブラジル系ミュージシャンとの共演が多く、小野リサをはじめ、ドリィ・カイミ、ミゥシャ、クララ・モレーノなどのバンドやレコーディングに参加。

海沼正利（パーカッション）

津軽三味線奏者・木下伸市とのデュオや、ウード奏者・常味裕司とのアラブ音楽など、幅広く活動の場を持つ。1998年ソロパフォーマンス「真夜中の向こう側」を公演。99年オリエンタルダンス公演「レイラ　マスレイヤ」、02年｢ハリム｣の音楽監督を務める。カリビアングループ「Tumba Creole」のリーダー。

クリストファー・ハーディ（パーカッション）

ミシガン大学音楽学部卒業。伝統的な打楽器の演奏技術を基盤にルネサンス音楽からジャズ、現代、ワールドミュージックまでハンドドラムのスペシャリストとして活躍。また「Chris & Shoko Percussion Duo」として国内外で多数の公演を行う。01年７月ビクターより発売されたソロCD『タッチ』は最優秀録音賞第1位。

中川昌三（フルート）

東京芸術大学卒業。昌巳の字でクラシック、昌三の字でジャズフーティストとして活躍する気鋭の奏者。クラシックにおいては、ヨーヨー・マ、リチャード・ストルツマン等と共演。ソリストとしても活躍し、ジャズ界では、キース・ジャレット、リッチー・バイラーク、佐藤允彦、渡辺貞夫等のプレイヤーと共演。現在、東京芸術大学及び同高校講師及び桐朋短大講師。