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Concert  コンサート情報

エマニュエル・パユ&エリック・ル・サージュ

2017年121日(金) 19:00開演 全席指定 8,000

完売
2017年7月22日(土)

エマニュエル・パユ(フルート)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

パユとル・サージュ。二人のデュオをじっくり聴けるのは2006年以来、11年ぶりです。現代フルート界の絶対王者となりつつあるパユ。先日もハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲フルート版で圧倒的な名演を聴かせたばかり。表現力、技術の高さ、いずれもますます冴えわたってきたと言っていいでしょう。かたやロマン派の解釈に優れ、室内楽の手練れとして並ぶもののないル・サージュ。主催するサロン・ド・プロヴァンス音楽祭での甲斐甲斐しいまでの世話ぶりを目の当たりにしましたが、こまやかに「支える」ということにも第一級の演奏家に違いないと得心しました。今回のプログラムはいずれもフルートとピアノとの掛け合いがスリリングかつチャーミングな曲故、今から楽しみな名コンビの復活です。
プログラム

J.S.バッハ:フルート・ソナタ  ト短調 BWV1020
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821

********** 休憩 **********

ヒンデミット:フルート・ソナタ 
ライネッケ:フルート・ソナタ ホ短調 Op.167 「水の精」

プロフィール

(c)Denis Felix

エマニュエル・パユ(フルート)

フランス人とスイス人の両親のもと、ジュネーヴに生まれる。6歳でフルートを始め、パリ国立高等音楽院でミシェル・デボスト、アラン・マリオン、クリスチャン・ラルデ、ピエール=イヴ・アルトーに師事、同音楽院卒業後はバーゼルのオーレル・ニコレの下で研鑽を積んだ。1989年の神戸国際コンクール第1位で日本のフルート・ファンの注目を一気に集め、92年には最難関のジュネーヴ国際コンクール第1位を獲得。92年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のオーディションに合格し、翌年には首席奏者に就任。2000年6月ベルリン・フィルを退団、同年9月から01年6月までジュネーヴ音楽院フルート科の教授として後進の指導にあたる。02年4月ベルリン・フィルに復帰、同オーケストラ首席奏者およびソロ・フルーティストとしての演奏活動を再開。来日も多く、リサイタルの他、N響、東響、読響を含むオーケストラとの共演、レ・ヴァン・フランセ(木管アンサンブル)での公演、またマスタークラスも行っている。録音ではワーナー・クラシックスと専属契約を結び、20作を超えるCDをリリース、多くの賞を受賞している。フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」受章。英国王立音楽院名誉会員。


(c)B&W

エリック・ル・サージュ(ピアノ)

南仏のエクサン・プロヴァンスに生まれる。パリ国立高等音楽院を17歳で卒業後、ロンドンでマリア・クルチオに師事。1985年ポルト国際および89年ロベルト・シューマン国際第1位、90年リーズ国際第3位などのコンクール受賞歴を持つ。ウィグモア・ホール、シャトレ座、サル・プレイエル、アムステルダム・コンセルトヘボウ、フランクフルト・アルテ・オーパー、ケルン・フィルハーモニー、カーネギーホールを含む著名コンサートホールに出演するほか、ロサンジェルス・フィル、フィラデルフィア管、トロント響、シュトゥットガルト放送響、ドレスデン・フィル、フランス放送フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管、読響、都響を含む数々のオーケストラと共演。また、優れた室内楽奏者としても知られ、92年よりメイエ(クラリネット)、パユ(フルート)等と共にサロン・ド・プロヴァンス国際室内楽音楽祭を主宰。プーランクの室内楽全集、シューマンのピアノ作品および室内楽作品全集(全11枚/2010年ドイツ・レコード批評家賞受賞)、フォーレ室内楽作品全集(全5枚)を含む多数のCDをリリース。フライブルク音楽大学教授。