MAROワールド Vol.28 “フォーレ”
by 篠崎“まろ”史紀 ~ピアノ四重奏の夕べ~
2016年4月7日(木) 19:00開演
全席指定 7,000円
篠崎史紀(ヴァイオリン)
佐々木 亮(ヴィオラ)
中木健二(チェロ)
入江一雄(ピアノ)
特別協力:株式会社 ヨックモック
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15
********** 休憩 **********
:ピアノ四重奏曲 第2番 ト短調 Op.45
篠崎史紀(ヴァイオリン) 愛称 "まろ"。NHK交響楽団第1コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。現在、桐朋学園大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。14年、N響入団以来、コンサートマスターとして長年にわたり活躍し同団の声価を高めた貢献に対し、第34回有馬賞を受賞した。 |
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佐々木 亮(ヴィオラ) NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学及びジュリアード音楽院卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨークのジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園、東京藝大附属高校にて後進の指導にもあたっている。 |
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中木健二(チェロ) 愛知県岡崎市生まれ。東京藝術大学を経て2003年渡仏、07年にパリ国立高等音楽院、09年にスイス・ベルン高等音楽院ソリスト・ディプロマコースを卒業。05年ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位、08年第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールでグランプリと2つの特別賞を受賞するなど、受賞多数。10年よりフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者として活躍。13年10月、デビューCD「美しき夕暮れ」をリリース(キングレコード)。14年4月に帰国後はソリスト及び室内楽の演奏活動を本格始動。紀尾井シンフォニエッタ東京メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。 |
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入江一雄(ピアノ) 埼玉県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学・同大学院を首席で卒業・修了。在学時にアリアドネ・ムジカ賞、アカンサス音楽賞、同声会賞、大賀典雄賞、三菱地所賞、クロイツァー賞、大学院アカンサス音楽賞各賞受賞のほか、明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽奨学生に選出される。モーニングコンサート・藝大ピアノシリーズ等の学内コンサートに出演。東京藝大シンフォニーオーケストラ・ドイツ公演(Young Euro Classic)ではソリストとして同行し、細川俊夫作曲「沈黙の海」を協演した。第77回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。併せて野村賞、井口賞、河合賞、岩谷賞(聴衆賞)受賞。同コンクール入賞を機に演奏活動を開始し、ソロだけでなく国内主要オーケストラとの共演や室内楽・アンサンブル等多岐に渡る。これまでに栗原ひろみ、國谷尊之、故・竹島悠紀子、ガブリエル・タッキーノ、植田克己、上野 真、野島 稔に指導を受ける。2012/13年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション、15年度文化庁(新進芸術家海外研修制度)より助成を受け、モスクワ音楽院研究科に在籍。現在はエリソ・ヴィルサラーゼに指導を受けている。 |