IL DEVU（イル・デーヴ）

ふだんはソロのオペラ歌手として活躍している大槻孝志（テノール）、望月哲也（テノール）、青山 貴（バリトン）、山下浩司（バスバリトン）の4名。二期会のみならず日本のオペラ界を代表する歌い手でもあるこの4名からなるスーパー・ユニットは、二期会WEEK inサントリーホール2011に結成され、5月17日のデビューコンサートではその圧倒的な声量とダイナミックな歌唱表現、アンサンブルで会場の聴衆を感動の渦に巻き込んだ。

オフィシャルHP　http://ameblo.jp/devudivo/

大槻孝志（テノール）

恵まれた美声と確かな役作りで魅了するテノールの逸材。ドイツ及びイタリア留学を経て、日生『後宮からの逃走』、新国立『ファルスタッフ』『カルメン』、サイトウキネン『エリア』『スペードの女王』『サロメ』等キャリアを積む。二期会『エフゲニー・オネーギン』レンスキーでは迫真の演唱で喝采をうけた。Ｎ響定期『オイディプス王』出演、更にＮ響「第九」に急遽外国人歌手の代役で登場し絶賛される。11年は日生『夕鶴』与ひょう、12月新国立劇場『こうもり』アルフレード、5月新国立劇場『ローエングリン』4人のブラバントの貴族で出演。10月には『愛の妙薬』ネモリーノで出演予定。二期会会員。

オフィシャルHP　http://ameblo.jp/taka-singen/

望月哲也（テノール）

天性のリリックな美声と音楽性で次世代を担うホープ。二期会『皇帝ティトの慈悲』表題役、同『カプリッチョ』フラマン、びわ湖・神奈川県民『ラ・ボエーム』ロドルフォ等に出演、好評を博す。ウィーンに学び、宗教曲の分野では「マタイ受難曲」はじめレパートリーは30作品以上。王子ホールにおけるリサイタルでも高い芸術的成果を上げている。11年には新国『サロメ』ナラボート、二期会『ドン・ジョヴァンニ』（新制作）ドン・オッターヴィオ、12年3月新国立『さまよえるオランダ人』舵手に出演。12年9月新国立劇場『ピーター・グライムス』ホレス・アダムスで出演予定。二期会会員

オフィシャルHP　http://ameblo.jp/tetsumocci/

青山 貴（バリトン）

ボローニャ、ミラノで研鑽を積んだ確かな技術と美声で目下絶好調のバリトン。第19回五島記念文化財団オペラ新人賞。新国オペラ研修所『ファルスタッフ』表題役、新国鑑賞教室『トスカ』スカルピア、二期会『仮面舞踏会』レナート、石川・富山・新潟・福井・兵庫共同制作『椿姫』ジェルモン等に出演。また「ヨハネ受難曲」「メサイア」「レクイエム」等の宗教曲、「第九」「カルミナ・ブラーナ」等のコンサートでも高く評価されている。11年日生『夕鶴』運ず12年2月二期会『ナブッコ』表題役に出演。7月新国立『ラ・ボエーム』マルチェッロで出演。5月15日には東京オペラシティ B→Ｃ（バッハからコンテンポラリーへ）に出演。二期会会員。

山下浩司（バスバリトン）

輝かしい美声と舞台上の存在感で旬の活躍を続ける俊英。ザルツブルク及びウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。二期会では『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』『魔笛』『カプリッチョ』等に出演し好評を得る。また、新国立劇場、東京室内歌劇場、小澤征爾音楽塾（特別演奏会）、東京のオペラの森、サイトウキネン・フェスティバル松本等主要オペラ・プロダクションの舞台に登場している。11年二期会『フィガロの結婚』表題役、11月日生『夕鶴』惣どに出演。12年びわ湖ホール・神奈川県民ホール『タンホイザー』ラインマルで出演。12年9月二期会『パルジファル』グルネマンツで出演予定。二期会会員。

河原忠之（ピアノ）

国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。年間ステージは100を超え、リサイタル等のピアニストとしてその幅広い音色、繊細な音楽表現には定評がある。 09年11月国立音楽大学音楽研究所公演プッチーニ『ラ・ロンディネ』にてオペラ指揮デビュー。10年2月に、自身が主宰するGruppo Kappa Opera第1回旗揚げ公演『ヘンゼルとグレーテル』を行い、各方面からの絶賛を浴びた。現在、国立音楽大学及び大学院准教授。