アンヌ・ケフェレック
~光と神秘~
2012年12月4日(火) 19:00開演
全席指定 6,500円
(c)Liliroze, Art & Brand | アンヌ・ケフェレック(ピアノ) |
常に知的なゆるぎない演奏で深い感動を与えてくれるアンヌ・ケフェレック。2年ぶりのコンサートは、ホールからのリクエストに応えて長年大切に弾きこんでいるスカルラッティの作品から始まる素敵なプログラムを用意してくれました。珠玉のスカルラッティをはじめ、構成力に長けたケフェレックの魅力を存分に味わえる夕べをお贈りします。
MESSAGE
スカルラッティ、モーツァルト、ラヴェル、それにドビュッシーが加わるこのプログラム。光と神秘というテーマのもとに構成してみました。フランスの詩人で劇作家であるポール・クローデルが、彫刻家である姉のカミーユに充てた “a mystery in full light(白日の下の神秘)” という言葉が、このプログラムのコンセプトをぴったり言い表しています。
――アンヌ・ケフェレック
スカルラッティ:ソナタ より 5曲
イ短調 K54/ヘ短調 K481/ニ長調 K33/ロ短調 K27/ニ長調 K96
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 へ長調 K332
********** 休憩 **********
ラヴェル:鏡
1. 蛾/2.悲しい鳥たち/3. 洋上の小舟/4. 道化師の朝の歌/5. 鐘の谷
ドビュッシー:喜びの島
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アンヌ・ケフェレック (ピアノ) パリ生まれ。5歳の時からピアノを学び、1964年にパリ音楽院に入学。65年ピアノ・クラスで一等賞を、翌年ジャン・ユボーの室内楽クラスでも一等賞を獲得し、パリ音楽院を首席で卒業する。その後さらに研鑽を積むため、ウィーンに留学し、アルフレッド・ブレンデルに師事する。68年、優勝者をなかなか出さないことで有名なミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、審査員満場一致で優勝を果たし、翌年リーズ国際ピアノ・コンクールでも入賞。一躍ヨーロッパで大きな注目を浴びる。70年にウィーンでデビューし、翌年にはパリでデビューを飾った。その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本、カナダ等世界各地でリサイタルを開き、また世界各国の主要オーケストラと共演する。これまでに、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、BBCスコティッシュ交響楽団、バーミンガム市交響楽団、ハレ管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団、ボーンマス交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ノーザン・シンフォニア、フランス国立管弦楽団、スコティッシュ・チェンバー・オーケストラ等と共演する。日本では、NHK交響楽団と度々共演している。指揮者では、アルミン・ジョルダン、チャールズ・グローヴス、ネヴィル・マリナー、ピエール・ブーレーズ、コリン・デイヴィス、ジョン・エリオット・ガーディナー、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、ルドルフ・バルシャイ、ジャン=クロード・カサドシュ、ローレンス・フォスター、テオドール・グシュルバウアー、ハインツ・ホリガー、マレク・ヤノフスキ、レイモンド・レパード、デイヴィッド・ジンマン等と共演する。またフランス各地で開かれているストラスブルク、ボルドー等の主要音楽祭に参加し、本国フランスのみならず、英国での彼女の人気と評価はとりわけ高く、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで毎年開催される「プロムス」には、繰り返し出演している。室内楽でも、活躍しており、ラファエル・オレグ、オーギュスタン・デュメイ、レジス・パスキエ等とのデュオ、エンデリオン弦楽四重奏団、チリンギリアン弦楽四重奏団との共演、イモジェン・クーパーとの2台ピアノ等々があげられる。スクリャービン、ショパン、シューベルト、リスト、ラヴェル、バッハ、メンデルスゾーン、フォーレ、フンメル、ドビュッシー、サティ、モーツァルトを入れた約30ものCDが、エラート、RCA、ヴァージン、ミラーレよりリリースされている。最近では、日本で毎年開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)」音楽祭のメイン・ゲストとして、大活躍している。ピアニストとしての活動に対して、フランス政府より、芸術文化勲章オフィシエが授与された。 |