ジャン・ロンドー
~ゴルトベルク変奏曲~
2023年10月25日(水) 19:00開演
全席指定 6,500円
2019年、王子ホールに初登場したジャン・ロンドー。若き鬼才の刺激に満ちた音楽に聴衆は釘付けになりました。チェンバロという楽器も古の作品も熟知した上で音楽と遊び戯れるジャン。そんなジャンに、彼を媒介として生まれる音楽に、私たちは魅了されるのでしょうか。CDも絶賛された「ゴルトベルク変奏曲」を披露しに帰館します。
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(c)Clément Vayssières | ジャン・ロンドー(チェンバロ) B.ヴェルレのもとで10年以上にわたってチェンバロを学び、その後、通奏低音、オルガン、ピアノ、ジャズと即興演奏、作曲、指揮の研鑽を積んだ。さらに、パリ国立高等音楽院でB.ランヌーとケネス・ワイスに師事して優等で卒業し、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で、チェンバロと通奏低音の優秀賞を受賞した。ソルボンヌ(パリ大学)では音楽学の学位を取得している。2012年、弱冠21歳という若さでブルージュ国際古楽コンクール・チェンバロ部門優勝。13年RFP(ラジオ・フランコフォン・パブリック)新人賞、15年には、ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク・クラシック ソロ楽器部門賞を受賞。エラート・レーベルの専属アーティストとして、15年にバッハのチェンバロ独奏曲集≪Imagine≫でメジャー・デビュー。これまでに8枚を超えるCDをリリース。トーマス・ダンフォードが参加した≪バリケード≫は、フランス国内でCD月間販売第2位を記録。バロック・クヮルテット「ネバーマインド」で頻繁に演奏するほか、チェンバロ奏者としての活動とは別に、ジャズ指向の自作曲をピアノで表現する場として、アンサンブル「Note Forget」を結成。バロック、クラシック、ジャズへの情熱と好奇心にあふれたロンドーは、哲学、心理学、教授法の要素を少しずつ織り交ぜ、多様な文化や芸術形態、専門分野の間にある音楽的な関係性を常に追求している。16年クリスティアン・シュヴォホー監督によるドイツの画家パウラ・モーダーゾーン=ベッカーの伝記的映画『パウラ』の音楽を作曲。 |