transit Vol.10
ティボー・ガルシア
2019年6月14日(金) 19:00開演
全席指定 5,000円
若い才能や未知のアーティストをご紹介するシリーズtransitの10回目に登場するのは、スペインにルーツを持つフランス生まれのギタリスト、ティボー・ガルシア。10代から数々の国際コンクールの第1位を総なめにし、22歳にして既に完璧なテクニックと感性を併せ持ったライジングスターです。デビュー・リサイタルのプログラムは、前半はバッハに触発された2つの作品とバッハ自身の作品を。後半は自身のルーツ、スペインとカタルーニャの名曲と、締めくくりに音楽の越境者ピアソラのブエノスアイレスの四季全曲をおおくりします。スケールの大きな演奏にご期待ください。
バリオス:大聖堂
アレクサンドル・タンスマン:5つのインヴェンションとパッサカイユ
J.S.バッハ:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV147
:シャコンヌ BWV1004
********** 休憩 **********
アルベニス:アストゥーリアス
タレガ:アルハンブラの思い出
リョベート:2つのカタロニア民謡
アメリアの遺言/聖母の御子
ピアソラ(アサド編):ブエノスアイレスの四季
(c)Luis Castilla | ティボー・ガルシア(ギター) 1994年、スペイン系フランス人としてトゥールーズに生まれ、7歳でギターを学び始める。ポール・フェレットのクラスでギター賞を受賞。弱冠16歳でパリ国立高等音楽院に入学を許可され、オリヴィエ・シャサンに師事して研鑽を積み、また同時期にジョディカエル・ペロワの指導を受ける。2015年、シャルル・クロ・アカデミーの『Godchild(名付け子)』の栄誉を受ける。16歳でドイツ・ワイマールのアナ・アマリア国際ギターコンクールで優勝。それ以来いくつもの国際コンクールで優勝、特に15年アメリカ・オクラホマのGFA国際コンコール、14年スペインのホセ・トーマス国際コンクール、13年スペインのセヴィーリャ国際コンクールで優勝し、以後これらのコンクールの審査員とマスタークラスを受け持つようになる。オーストラリア、カナダ、スペイン、フィンランド、スイス、ベルギー、ドイツ、フランス、イタリア、モンテネグロ、チリ、ニューカレドニア、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、ルーマニアで開催されている世界的に著名なギターフェスティバルに数多く招待されており、また16年9月よりアメリカとカナダにツアーを行い、このシーズンで全60回以上のリサイタルを行う。さらに、ラジオ・フランス&オクシタニー・モンペリエ・フェスティバル、トゥールーズ・ド・エテ・フェスティバル、ボルドー・オーディトリアム、ウィーンのコンツェルトハウス、アムステルダムのコンセルトヘボウ、モスクワのチャイコフスキー・ホール、モントリオールのサル・ブルジー、パリ室内楽センターのサル・コルトー、オルセー美術館のオーディトリアム等で演奏している。16年トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団との共演でコンチェルト・デビュー、この後バーデン・バーデン管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、カンヌPACA管弦楽団、ブルゴーニュ地方管弦楽団、BBC交響楽団と共演。17年、ロンドンのBBCニュージェネレーション・アーティストに指名され、これによりイギリスで数多くのリサイタルと協奏曲の演奏の機会に繋がり、18年10月には、ロンドンのウィグモア・ホールにデビューを飾る。室内楽では、エドガー・モロー、ラファエル・セヴェール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ、アントワーヌ・モルニエーレ、ボリス・グルリエ、アナイス・コンスタン、ラ・マルカ兄弟、キャスリン・ラッジ等と共演。16年ワーナー・クラシック/エラートと録音の専属契約を結び、ファースト・アルバム「レイエンダ」を、また18年秋にセカンド・アルバム「バッハに捧げる」をリリースしている。 |