キアロスクーロ・カルテット
2019年4月23日(火) 19:00開演
全席指定 6,000円
ハイドン:弦楽四重奏曲 第38番 変ホ長調 Op. 33-2, Hob. III:38 「冗談」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op. 18-2
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メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op. 12
キアロスクーロ・カルテット ヒストリカルで新鮮なアプローチをガット弦で演奏するキアロスクーロ・カルテットは2005年に結成される。そのしなやかで優雅でダイナミックな演奏は、並外れたユニークな音色だけでなくアンサンブルに知性ある姿を兼ね備え、ヨーロッパの聴衆に高い評価を受けている。近年の主な活動は、エジンバラ国際音楽祭のデビュー、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダの演奏会、ロンドンの新しい室内楽会場ワナメイカー劇場での演奏会。13年、ブレーメン音楽祭に共催しているドイツのラジオ放送局のフェルデ賞を受賞、このブレーメン音楽祭には14年夏にそのオープニングナイトコンサートで再出演。この他に、ロンドンのウィグモア・ホール、ヨーク古楽センター、パリのルーヴル・オーディトーリアム、エクサンプロバンスのデ・ジュ・ドゥ・ポーム劇場、ディジョン劇場、リスボンのグルベキアン財団、オールドバラで演奏する。大きく評価された11年のデビュー・アルバムに引続き、13年4月フランスのレーベル「アパルテ」からセカンド・アルバムをリリースする。このCDは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲「セリオーソ」、モーツァルトの弦楽四重奏曲第16番K428と「アダージョとフーガ」K546でカップリングされ、フランスの音楽誌「テレラマ」で4ポイントを獲得、ドイツの室内楽音楽誌「アンサンブル」で最高級の評価を受けた。3枚目のアルバムは、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番イ短調が14年秋にリリースされている。フランスのクラリネット奏者ニコラ・バルディル、チェロのクリストフ・コワンと頻繁に共演。15年春、鍵盤奏者クリスティアン・ベザイデンホウトとのプロジェクトが行われた。09年からポートロワイヤル修道院のレジデントとしてモーツァルト弦楽四重奏曲のチクルスを行っている。 |
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アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン) ロシア生まれ、モスクワのグネーシン音楽学校で学ぶ。1995年、イギリスに転居しメニューインスクール、ロンドン王立音楽学校、クロンベルク・アカデミーで研鑽を積む。ウィグモア・ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、モーツァルテウム、ウィーン・ムジークフェライン、カーネギー・ホール、ザルツブルク音楽祭、オールドバラ音楽祭に出演。ソリストとして、ロンドン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団等と共演。 |
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パブロ・エルナン・ベネディ(ヴァイオリン) マドリード生まれ。サンロレンツォ・デ・エル・エスコリアルのアントニオ・ソレール音楽学校、ロンドンのギルドホールで研鑽を積む。カザルス・カルテットとキロガ・カルテットのマスタークラスに参加。キアロスクーロ・カルテットのメンバーであると同時に、ルイス・ホプキン、ジェロメ・ペルノーと室内楽活動をしている。このトリオは今後、ロンドンのバービカンやロイヤル・フェスティバル・ホールで公演をする予定。 |
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エミリエ・ヘーンルント(ヴィオラ) スウェーデンのエーテボリ生まれ。ファルン音楽学校、ギルドホール、ロンドン王立音楽学校で研鑽を積む。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の正式メンバーで、2010年からスウェーデン王立歌劇場の首席ヴィオラ奏者を務めている。イギリス室内管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥメント、スウェーデン放送交響楽団等の主要オーケストラのメンバーとしても活動している。 |
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クレール・ティリオン(チェロ) フランス生まれ。パリ国立高等音楽院、ロンドン王立音楽院で研鑽を積む。2006年、タゴール・ゴールド・メダルを授与。08から10まで、エマニュエル・アイムのアンサンブル、ル・コンセール・ダストレの首席コンティヌオ奏者を務める。また、ロンドン交響楽団、オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥメントのメンバーとして、また数多くの古楽プロジェクトにゲスト・リーダーとして招待されている。 |