宮田 大 “大ism” Vol.8
2017年3月30日(木) 19:00開演
全席指定 6,000円
早くから頭角を現し数々の国際コンクールを制覇しながら、時流に流されず、風向きを定めて独自の道を歩んでいる宮田 大のシリーズ“大ism”。末広がりの8回目を迎えるにあたって、どうやら次のステップを臨んでいるようです。国際的な活躍を続けているヴァイオリニスト、竹澤恭子を迎えて、大曲2本立てプログラムをおおくりします。前半はハンガリーの情熱と民族色溢れるコダーイのデュオ、後半はチャイコフスキーの名曲「偉大な芸術家の思い出に」を、こちらは宮田と同年の、やはり若くして国際コンクールを制覇して以来我が道を行くピアニスト、田村 響とのトリオで真剣勝負。
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チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50 「偉大な芸術家の思い出に」
(c)Shunji Kamemura |
宮田 大(チェロ) 栃木県宇都宮市出身。3歳よりチェロを始める。幼少よりその才能は注目をあつめ、第74回日本音楽コンクールを含む出場するすべてのコンクールに第1位入賞する。第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(パリ)で日本人として初優勝。桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009年にジュネーヴ音楽院卒業、13年にクロンベルク・アカデミー修了。これまでにチェロを倉田澄子、フランス・ヘルメルソンに師事、国内外の音楽祭などでコンサート活動を活発に行っている。マスメディアへの出演も多く、「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳~」(芸術祭参加作品)、最近では「報道ステーション」「日経スペシャル招待席~桐竹勘十郎 文楽の深淵」「徹子の部屋」が話題を集めた。使用楽器は1698年製ストラディヴァリウス“Cholmondeley” (上野製薬株式会社貸与)。 オフィシャルサイト http://www.daimiyata.com/ |
(c)Tetsuo Takai |
竹澤恭子(ヴァイオリン) 1986年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾り、以来国際的スターダムを昇り続けている。これまで、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など世界の主要オーケストラと共演。2011年にはフィルハーモニア管のスペインツアー、12年にはヘンゲルブロック指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団の日本公演でソリストを務めた。また、アスペン、ルツェルン、カザルス、ラ・フォル・ジュルネといった世界的な音楽祭にも出演を重ね、メニューイン、ロン=ティボーなど国際コンクールの審査員も数多く務める。国内でも、協奏曲、室内楽、リサイタルと幅広く活躍。CDは、RCAレッド・シールより多数リリース。使用楽器は、NPO法人イエロー・エンジェルよりアントニオ・ストラディヴァリウス、‘ヴィオッティ’(Viotti/1704年製)を貸与されている。93年第3回出光賞受賞。パリ在住。 オフィシャルサイト http://www.kyokotakezawa.com/ |
(c)Akira Muto |
田村 響(ピアノ) 愛知県安城市生まれ。3歳よりピアノを始める。愛知県立明和高校音楽科を卒業後、18歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。2015年大阪音楽大学大学院修了。深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケに師事。2007年、ロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き、一躍世界に注目される。以来、ビシュコフ指揮ケルン放響の定期演奏会デビューおよび日本ツアーを行った他、これまでに、N響、都響をはじめとする日本各地の主要オーケストラと共演。パリ、ザルツブルクなどをはじめとするヨーロッパ各地や日本でのリサイタル活動に加え、室内楽も積極的に取り組んでおり、マキシム・ヴェンゲーロフ、堀米ゆず子、宮田 大、三浦文彰等と共演。江副記念財団第34回奨学生、06年第16回出光音楽賞、08年文化庁長官表彰・国際芸術部門、09年第10回ホテルオークラ音楽賞、15年第70回文化庁芸術祭音楽部門新人賞等を受賞。京都市立芸術大学専任講師。 |