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Concert  コンサート情報

イザベル・ファウスト
~バロックとバルトーク無伴奏の夕べ~

2016年119日(火) 19:00開演

全席指定 7,000

完売
2015年9月26(土)

(c)Felix Broede

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)

毎回記憶に残る演奏会を王子ホールにもたらしてくれるイザベル・ファウスト。2011年の鮮烈なバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会から3年半ぶりの無伴奏リサイタルです。今回はバロックの作品とバロックにも影響を受けていたとされるバルトークを組み合わせたプログラムで、また一瞬一瞬聴き逃せなひと時になることでしょう。

プログラム

ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアー:パルティータ 第5番 ト短調
ギユマン:無伴奏ヴァイオリンのためのアミュズマン Op.18より
 第18番 アレグロ イ長調 / 第13番 アレグレット ニ短調
 第2番 アンダンティーノ ト短調(追加曲) / 第4番 アレグロ ト長調
 第14番 アリアと変奏 ハ短調 / 第5番 グラツィオーソ ト長調
 第6番 メヌエット ト長調(追加曲) / 第12番 アルトロ ロ短調
 第3番 アルトロ ト長調
ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ビーバー:パッサカリア ト短調

********** 休憩 **********

バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117

※アーティストの希望により当初発表していた演奏曲目が上記のとおり一部変更となりました。

プロフィール

(c)Detlev Schneider

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)

イザベル・ファウストは、近年ヨーロッパで活躍の目覚しい音楽家の1人で、その並外れたテクニックと洗練された音楽性で、聴衆および専門家の間でも非常に高い評価を獲得している。クリストフ・ポッペンとデネス・ジグモンディに師事。1987年アウグスブルクの「レオポルド・モーツァルト・コンクール」、93年「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」に優勝し、一躍世界的に注目される。これまでに、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、ミュンヘン・フィル、バーミンガム市響、パリ管、ボストン響、バイエルン放響、ベルリン放響、シュトゥットガルト放響、ケルン放響、ライプツィヒ放響、ハンブルク・フィル、チェコ・フィル、BBC響、マーラー室内管、ドイツ・カンマーフィル・ブレーメン、シュトゥットガルト室内管、カメラータ・アカデミア・ザルツブルク、ミュンヘン室内管、NHK響、都響、新日本フィル、日本センチュリー響などと共演。指揮者ではメニューイン、ヤンソンス、ブリュッヘン、ギーレン、ベルティーニ、ホリガー、ビエロフラーヴェク、ハーディング、ヤノフスキ、オラモ、ベルグルント、スダーン、アントニーニなどと共演。クラウディオ・アバドとは緊密で芸術的価値の高い関係を築き、2012年のアバド指揮ルツェルン祝祭管、ベルリン・フィルなど、世界各国で幾度も共演した。ハルモニア・ムンディよりリリースした、アバド指揮モーツァルト管弦楽団とのベートーヴェンとアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲は、ディアパソン・ドール賞、エコー・クラシック賞、12年グラモフォン賞、レコード・アカデミー大賞等、数多くの賞を受賞し、世界中で高い評価を得ている。特筆すべきは、古楽器からモダンまであらゆるスタイルと様々な時代のレパートリーを網羅していることである。古楽器演奏では、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をデイヴィッド・スターン指揮で古楽器アンサンブル「コンチェルト・ケルン」と共演する一方、フェルドマン、リゲティ、メシアンなどによる前衛的作品も見事に弾きこなす腕前を持っている。01年、ヤノフスキ指揮ミュンヘン・フィルとエックのヴァイオリン協奏曲を、04年にはマルコ・レトニア指揮ミュンヘン響とジョリヴェのヴァイオリン協奏曲のドイツ初演を、さらに、ヴィットマンやラース・グラウゴーの作品の世界初演も行った。09年には、トーマス・ラッヒャーとミシェル・ジャレルの新作を初演した。室内楽演奏家としても、数々の音楽祭に定期的に出演し、フローラン・ボファード、ラルス・フォークト、アンドレアス・シュタイナー、アレクサンドル・メルニコフ、クリスチャン・テツラフ、ジョゼフ・シルバースタイン、ブルーノ・ジュランナ、トーマス・リーブル、タベア・ツィンマーマン、ボリス・ペルガメンシコフ、スティーヴン・イッサーリス、クレメンス・ハーゲンなどと共演している。CDはハルモニア・ムンディより、バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ)、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(ダニエル・ハーディング指揮マーラー室内管)、バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番(ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放響)、シューマン:ヴァイオリン協奏曲&ピアノ三重奏曲第3番(パブロ・エラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラ、チェロ:ジャン=ギアン・ケラス、ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ)など多数リリース。数多くの賞を受賞している。使用楽器は、ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」(1704年製)。