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Concert  コンサート情報

王子ホール ニューイヤー・スペシャルコンサート

MAROワールド Vol.27 “ふたつの四季”
by 篠崎“まろ”史紀&MAROカンパニー

2016年
111日(月・祝) 15:00開演
112日(火) 19:00開演

全席指定 各日8,000円

完売
2015年9月26(土)

篠崎史紀(ヴァイオリン)

MAROカンパニー
 小林壱成、崎谷直人、白井 篤、伝田正秀(ヴァイオリン)
 佐々木 亮、鈴木康浩(ヴィオラ)
 桑田 歩、岡本侑也(チェロ)
 西山真二(コントラバス)
 鈴木優人(チェンバロ、オルガン、ピアノ、編曲)

石丸幹二(朗読)
田尾下 哲(演出)


王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回テーマに基づいて“まろ”が楽しいひとときをおおくりするシリーズ第27 回は、17世紀末から18世紀半ば、ヴェネツィアで司祭を務めながら数多の曲を書いたバロックの作曲家ヴィヴァルディと20世紀バンドネオンの改革者でもあったアルゼンチンの作曲家ピアソラの”ふたつの四季”を、ゲストに石丸幹二を迎えて詩の朗読と共にお届けするニューイヤー・コンサート。MAROカンの緩急自在の弦と言葉による疾風怒濤のバロックとタンゴで2016年の幕開けです。

プログラム

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.8-1~4「四季」
 ※朗読=楽譜に書かれているソネット

********** 休憩 **********

ピアソラ(鈴木優人編):ブエノスアイレスの四季
 ※朗読=ロルカ作/濱田吾愛訳「ベルデ」

プロフィール

篠崎史紀(ヴァイオリン)

愛称 "まろ"。NHK交響楽団第1コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。現在、桐朋学園大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。2014年、N響入団以来、コンサートマスターとして長年にわたり活躍し同団の声価を高めた貢献に対し、第34回有馬賞を受賞した。

石丸幹二(朗読)

東京音楽大でサックスを、東京芸術大学で声楽を専攻。1990年、芸大在学中に『オペラ座の怪人』(劇団四季)でデビュー。ミュージカル界をけん引する存在として25年にわたり多くの作品に出演する。近年は歌手としてCD「Love Songs」、「kanji ishimaru」等をリリースする他、コンサートも多彩に行う。ストラヴィンスキーの『兵士の物語』には数々の形式で関わり、今年は宮崎国際音楽祭で“語り”を披露した。リュート奏者つのだたかし氏とのコンサートは4年目に入る。11月にはデビュー25周年記念アルバムをリリース、12月にはディナーショーを開催予定。主な作品:大河ドラマ「花燃ゆ」「半沢直樹」、舞台:『ライムライト』『ジキル&ハイド』。

小林壱成(ヴァイオリン)

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学在学中。第63回全日本学生音楽コンクール全国大会第2位、ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール2014第2位他上位入賞多数。

崎谷直人(ヴァイオリン)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団第1コンサートマスター。ケルン音大、パリ音楽院、桐朋学園ソリストディプロマを経て、バーゼル音楽院修了。2006年、ウェールズ弦楽四重奏団結成。

白井 篤(ヴァイオリン)

桐朋学園大学卒。NHK交響楽団第2ヴァイオリン首席代行奏者。クァルテット・リゾナンツァほか室内楽でも活躍。国立音楽大学付属中学・高校非常勤講師。

伝田正秀(ヴァイオリン)

ウィーン留学から帰国後6年間、仙台フィルのコンサートマスターを務める。2014年より読売日本交響楽団アシスタントコンサートマスターに就任。 「伝田正秀ヴァイオリン教室」主宰、昭和音大非常勤講師。

佐々木 亮(ヴィオラ)

NHK交響楽団首席ヴィオラ奏者。東京藝大卒業後ジュリアード音楽院に奨学生として入学。卒業後は全米各地にて活動。現在現在東京藝大附属高校、桐朋学園、洗足学園にて後進の指導にもあたっている。

鈴木康浩(ヴィオラ)

桐朋学園大学卒業後ヴィオラに転向。2001年よりドイツのカラヤン・アカデミーで研鑽を積んだ後ベルリン・フィルの契約団員となり、06年より読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者。

桑田 歩(チェロ)

NHK交響楽団次席チェロ奏者。東京音大からウィーン市立音楽院に留学。N響チェロ奏者で結成した「ラ・クァルティーナ」のメンバー。2枚目のソロCD「メロディー」がリリースされている。

岡本侑也(チェロ)

東京藝術大学に入学、現在、ドイツ・ミュンヘン音楽大学に在学中。2011年第80回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、併せて岩谷賞(聴衆賞)を含む4つの特別賞他、国内外での受賞多数。「大器を予感させる才能」と注目の逸材。

西山真二(コントラバス)

NHK交響楽団首席代行奏者。東京藝大卒。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。室内オーケストラARCUSや双子の兄(N響チェロ)との「Duo Twins」でも活躍中。

鈴木優人(チェンバロ、オルガン、ピアノ、編曲)

東京藝大、ハーグ王立音楽院、アムステルダム音楽院で学ぶ。2002年よりバッハ・コレギウム・ジャパンに参加。指揮者、鍵盤奏者として活躍しながら、近年は演出や作曲でも高く評価されている。アンサンブル・ジェネシス音楽監督。

田尾下 哲(演出)

1972年生まれ。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ミヒャエル・ハンペに西洋演劇、演出を学ぶ。2003年から09年まで新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。09年、チューリヒ歌劇場『カヴァレリア・道化師』で、共同演出・振付を担当しヨーロッパデビュー。作・演出として一柳 慧作曲『ハーメルンの笛吹き男』、『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』、『プライヴェート・リハーサル』、演出としてびわ湖ホール『リゴレット』、あいちトリエンナーレ『蝶々夫人』、二期会『チャールダーシュの女王』等がある。今後は平 幹二郎主演『王女メディア』、日生劇場『三銃士』、『後宮からの逃走』の演出が控えている。