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Concert  コンサート情報

サンドリーヌ・ピオー
~Evocation 美しい想い出への喚起~

2015年521日(木) 19:00開演

全席指定 7,000

完売
2015年2月28日(土)

(c)Sandrine Expilly / Naive

サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)

2012年秋のファン待望の日本初リサイタルで一夜の夢を見せてくれた歌姫サンドリーヌ・ピオーが、およそ3年ぶりに王子ホールに帰ってきます。ウィリアム・クリスティーはじめヨーロッパ古楽界の巨匠たちが絶賛する強さを含む軽やかな声は健在。今回のプログラムは自身お気に入りのCD「evocation」に収録されているケクラン、ツェムリンスキー、ドビュッシー、シェーンベルク、ショーソン、R. シュトラウスの作品から女性の心にしのびこむ歌を。抜群のステージ・センスで歌われる、エスプリに富んだフランス歌曲とどこか妖しさを孕んだドイツ歌曲の1曲1曲に様々な感情を喚起させられることでしょう。歌い手の呼吸に見事に合わせるスーザン・マノフのピアノも至芸です。

プログラム

ケクラン:7つのグラディスの歌 Op.151
     1、愛の神は告げた 2、おまえは縛るつもりが 3、罠に落ちながら
     4、ナイアス 5、嵐 6、鳩 7、運命
ツェムリンスキー:愛と春
        :夜の森を歩くとき
        :ばらのリボン
        :春の歌
        :夏 Op.27 *出演者の希望によりプログラムより除外されました。ご了承ください。
ドビュッシー:西風
      :「ロマンス」より そぞろな悩める心
      :麦の花
      :星月夜
********** 休憩 **********
シェーンベルク:4つの歌 Op.2
        1、期待 2、ほしいのは黄金色の櫛 3、昂ぶる心 4、森の陽光
ショーソン:魅惑 Op.2-2
     :セレナード Op.13
     :蜂雀 Oop.2-7
     :リラの花咲く頃 Op.19
R. シュトラウス:おとめの花 Op.22(全4曲)
        1、矢車菊 2、けしの花 3、きづた 4、睡蓮

プロフィール

サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)

パリ音楽院において声楽を学ぶ。ウィリアム・クリスティとエクス・アン・プロヴァンス音楽祭において共演するなど、バロック・オペラのレパートリーでとりわけ名高く、ヨーロッパにおける古楽復興の立役者たち、たとえばマルク・ミンコフスキやフィリップ・ヘレヴェッヘ、フランス・ブリュッヘン、ポール・マクリーシュ、アラン・カーティス、トン・コープマン、クリストフ・ルセ、ルネ・ヤーコプス、ファビオ・ビオンディ、ニコラス・アーノンクールらと共演を重ねる。近年のオペラ出演は、クレオパトラ(パリ・ナショナル。オペラ)、メリザンド(ニース)、パミーナ、ドンナ・アンナ(いずれもシャンゼリゼ劇場)、“ポッペアの戴冠“のタイトルロール(ケルン)の他、ジュネーヴ、トゥールーズ、シャトレ座、さらに新作オペラに出演と活躍している。コンサートでも、ザルツブルク音楽祭をはじめ、主要な音楽祭、コンサートホールに定期的に登場、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、パリ管、ボストン響等と共演を重ねている。CDもこれまでナイーヴ・レーヴェルより、ヴィヴァルディ、ヘンデル、モーツァルト、ドビュッシーの他、ピアノ伴奏によるショーソンやツェムリンスキー、シェーンベルクをふくめたアルバムをリリース、いずれも絶賛、高い評価を得ている。2006年にはフランス政府より芸術文化勲章を受勲した。

スーザン・マノフ(ピアノ)

ラトヴィア人とドイツ人の血を引き、ニューヨークに生まれる。ピアノをマンハッタン音楽院とオレゴン大学で学ぶ。また、グウェンドリン・コルドフスキーに師事し、ドイツ歌曲とフランス歌曲のレパートリーを学んだことにより、この分野において同世代を代表する人気ピアニストの一人となった。彼女の活動は声楽の分野のみならず、多岐に渡っている。室内楽奏者として、コヴェント・ガーデン、ヴェルビエ、ブラウンシュヴァイク、ルガーノ、モンペリエ、エクス・アン・プロヴァンス、プレザンス等の著名な音楽祭に定期的に出演。また、シャンゼリゼ劇場、シャトレ座、オペラ・バスティーユ、サル・ガヴォー、オルセー美術館オーディトリアム、ルーヴル美術館オーディトリアム、ウィグモアホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、カーネギー・ホールといった世界の主要ホールでも演奏している。ラジオ・フランスの音楽番組である「フランス・ムジーク」にも数多く出演。今後は、ウィーン楽友協会への出演が予定されている。劇場作品にも熱心に取り組んでおり、音と言葉を組み合わせたコンサートやパフォーマンスでも活躍している。録音も数多く、アリオンからミシェル・ピクマル・ヴォーカル・アンサンブルとのブラームス、オーヴィディスからエリザベス・ヴィダルとのフランス歌曲集、パトリシア・プティボンとEMI/ヴァージンよりアメリカン・ミュージック、デッカより同じくプティボンとのサル・カヴォーでのリサイタルを収録したDVD等がリリースされている。忙しい演奏活動と並行して、現在、パリ国立高等音楽院の教授として、後進の指導にもあたっている。