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Concert  コンサート情報

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MAROワールド Vol.25
“ベートーヴェン Part.Ⅳ” by 篠崎“まろ”史紀
~ピアノ四重奏の夕べ~

2015年320日(金) 19:00開演

全席指定 7,000

完売
2014年10月25日(土)

篠崎史紀(ヴァイオリン)
佐々木 亮(ヴィオラ)
富岡廉太郎(チェロ)
清水和音(ピアノ)

特別協力:株式会社 ヨックモック

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして“まろ”が楽しいひとときをおおくりするシリーズの第25回、ベートーヴェンPart.Ⅳです。プログラムは、ピアノ四重奏曲全曲。ん?ベートーヴェンのピアノ四重奏曲?そんな曲ありましたっけ?一筋縄でいかない“まろ”のこと、14~5歳にして天才ぶりを発揮している作品番号なしの3つの作品と、ピアノと管楽のための五重奏曲をベートーヴェン本人が編曲した作品をご紹介。知らないまま通り過ぎるには惜しい!”まろ”お気に入りの曲をぜひご一聴ください。

プログラム

ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 WoO36-1
       :ピアノ四重奏曲 ニ長調 WoO36-2 
********** 休憩 **********
       :ピアノ四重奏曲 ハ長調 WoO36-3
       :ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16b(ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16a編曲版)

プロフィール

篠崎史紀(ヴァイオリン)

愛称 "まろ"。NHK交響楽団コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督、2009年よりiiichikoグランシアタジュニアオーケストラの芸術監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。最新CDは、馥郁たる香りがするヴァイオリン小品集「薔薇の騎士」。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。現在、桐朋学園大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。

佐々木 亮(ヴィオラ)

NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学及びジュリアード音楽院卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨークのジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園、東京藝大附属高校にて後進の指導にもあたっている。


富岡廉太郎(チェロ)

1986年札幌市出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を経て、バーゼル音楽院を修了。これまでに、札幌ジュニアチェロコンクール特別奨励賞。いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞受賞。若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、プロジェクトQ等に参加。2006年ウェールズ弦楽四重奏団を創立に参加。6月より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団で客員首席奏者。

清水和音(ピアノ)

ジュネーブ音楽院にてルイ・ヒルトブランに師事。1981年、弱冠20歳でロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。これまでに、国内外の数々の著名オーケストラ・指揮者と共演し、広く活躍している。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。95年から2年にわたり行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会は、その完成度を新聞紙上で高く評価され、ライブ録音がリリースされている。2004年からはショパンの全曲録音を開始するなど、CDも多数リリース、各誌で絶賛されている。11年8月には、デビュー30周年を記念して、愛してやまないラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏すると言う快挙を成し遂げ、今もなお第一級のピアニストであることを証明した。現在、東京音楽大学教授。