銀座ぶらっとコンサート #92
平井千絵 “ぴあのの部屋” Vol.6
~わたしをオペラに連れてって~
平井写真(c)Atsushi Yokota |
平井千絵(フォルテピアノ) 協賛:株式会社ヨックモック |
平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、『銀座ぶらっとコンサート』第92回。国内外で活躍するフォルテピアニスト、平井千絵によるシリーズ、“ぴあのの部屋”の6回目。2013年7月に共演し、大好評を頂いたギタリストの鈴木大介を再びゲストに迎え、18世紀ギターとフォルテピアノで当時のチャーミングな音楽をお楽しみ頂きます。
カルッリ父子:ノクターン 第1番 ~ロッシーニの『泥棒カササギ』の主題による Op.189
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K492 & ニ短調 K213 (フォルテピアノ・ソロ)(ギター・ソロ)
シューベルト:即興曲 第4番 Op.142 D935 (フォルテピアノ・ソロ)
モリーノ:序奏とロマンス
ショパン:エロルドとアレヴィの『リュドヴィク』の主題
「私は聖衣を売る」による 華麗なる変奏曲 Op.12 (フォルテピアノ・ソロ)
ベートーヴェン/カルッリ編曲:モーツァルトの『魔笛』の「恋人か女房か」の主題による変奏曲 Op.169
(c)Atsushi Yokota |
平井千絵(フォルテピアノ) 温かみのある音色で注目されているフォルテピアノを演奏し、多くの作品に命を吹き込んでいる平井千絵は、桐朋学園大学卒業後、故小島芳子に、オランダのデン・ハーグ王立音楽院古楽器科でスタンリー・ホッホランドに師事。国内外でのコンサートや音楽祭への出演、ソロ・コンサートなど、幅広い活動を行っている。日本国内においては鈴木秀美(チェロ)とのデュオや室内楽演奏で脚光を浴び、フォルテピアノについてのわかりやすい紹介トークを交えたソロ・コンサートも好評。2011年4月からは銀座・王子ホールで『ぴあのの部屋』と題するシリーズがスタートし、女性作曲家による作品をプログラムに並べるなど、新鮮な視点で古典派時代の音楽を紹介している。CD録音では、鈴木秀美との『メンデルスゾーン作品集』『ショパン作品集』(以上ソニー=BMG)が、音楽専門誌などで注目された。その後も唐澤まゆこ(ソプラノ)との『アート・オブ・マリー・アントワネット』(フォンテック)、初のソロCDであるショパンとグリンカの作品集『1840』(アクースティカ)をリリースしている。モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音「Mozart Speaks」が進行中であり(フォンテック)、第1弾は「レコード芸術」特選盤に、第2弾は準特選盤、2014年4月にリリースされた第3弾は特選盤に選ばれた。神奈川県出身。東海大学非常勤講師、ピティナ演奏会員、演奏表現学会会員。
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(c)Matsunao Kokubo |
鈴木大介(ギター) 作曲家の武満 徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。マリア・カナルス国際コンクール第三位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。現代音楽の初演も多く、武満 徹、池辺晋一郎、猿谷紀郎、西村 朗、伊佐治直、林 光ら多くの作曲家による新作を初演しているほか、都立現代美術館、国立新美術館、ブリジストン美術館など美術館でのコンサートも数多く行っており、特に都立現代美術館での「田中一光展」、国立新美術館での「オルセー美術館展」、ブリジストン美術館での「ドビュッシー、音楽と美術展」では、展示作品のテーマに即したプログラムをプロデュースし、大きな話題となった。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。これまでに映画音楽カヴァーアルバム「キネマ楽園」シリーズを5作品発表、各方面から好評を博している。第10回出光音楽賞、平成17度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。 |