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Concert  コンサート情報

アルカント・カルテット

2014年
926日(金) 19:00開演
927日(土) 15:00開演

全席指定 各日7,500円、2公演セット券14,000
※2公演セット券は王子ホールチケットセンター電話予約のみ取り扱い

完売
2014年4月19日(土)


(c)Marco Borggreve

アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ダニエル・セペック(ヴァイオリン)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

スーパー・ユニット、アルカント・カルテットの勢いが止まりません。チェロのJ.G.ケラスとヴィオラのタベア・ツィンマーマンの声かけで生まれた凄腕4人、全員がソリストであることの欠点を見事に覆してカルテット道を追求しています。一人ひとりの際立った個性を遺憾なく発揮しつつもの凄い集中力を結集して築かれる音楽は、常に驚異的でスリリング。2012年に引き続いて2日に亘っておおくりする4回目のコンサート、第1日は、前半にベートーヴェン「セリオーソ」、スメタナ「わか生涯より」という劇的な作品を配し、ロマンティックなシューマンのOp.41-1で終わります。第2日は古典と現代、聖俗を対峙させるかの如く、オーストリアの新ウィーン楽派、ベルクの「抒情組曲」と、古典派を代表するハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。ひとつひとつに潜むドラマを音楽で描き出す2日間にご期待ください。

プログラム

<第1日 9/26>

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調  Op.95「セリオーソ」
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」

********** 休憩 **********

シューマン:弦楽四重奏曲 イ短調 Op.41-1

 

<第2日 9/27>

ベルク:抒情組曲

********** 休憩 **********

ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 Op.51

プロフィール

アルカント・カルテット

2002年春に結成。04年6月にシュトゥットガルトで行われ絶賛を博したオフィシャル・デビューを皮切りに本格的活動を開始。これまでに、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのウィグモア・ホール、パリのシャトレ座、ウィーン・コンツェルトハウス、ベルリン・フィルハーモニー、チューリッヒ・トーンハレ、カーネギーホールを始めとする欧米の主要コンサートホールで公演を行うほか、エディンバラ、ヘルシンキ、モントルー、ラインガウ等の国際音楽祭に出演、高い評価を獲得している。これまでに5枚のCDをリリースしており(ハルモニア・ムンディ/キングインターナショナル)、バルトークの弦楽四重奏曲第5番・第6番およびフランス作品を収録したCDが音楽の友社レコードアカデミー賞大賞銅賞を受賞している。最新CDは13年にリリースされたモーツァルトの弦楽四重奏曲第15番およびクラリネット五重奏曲(クラリネット:J.ヴィットマン)。

アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)

ベルリン生まれ。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでヴェルナー・ショルツに師事。1991年ハノーファー国際等3つのコンクールで優勝。現代ドイツを代表する女流ヴァイオリニストで、ベルリン・ドイツ響、ドレスデン国立歌劇場管、ボストン響、BBC響、ロサンゼルス・フィルを含むオーケストラ、ザンテルリンク、メッツマッハー、アシュケナージ、マリナー、オラモ、ツァハリス等の指揮者と共演。また室内楽奏者としてフォークト(ピアノ)、テツラフ(ヴァイオリン)、カム(クラリネット)等のアーティストと度々共演している。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン教授。

ダニエル・セペック(ヴァイオリン)

フランクフルト生まれ。ディーター・フォルホルツ、ゲルハルト・シュルツに師事、シャーンドル・ヴェーグ、アルバン・ベルク弦楽四重奏団にも学ぶ。1993年からドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務める一方ソリストとしても活躍、ハーディング、ブリュッヘン、ピノック等の指揮者と共演している。また、優れた古楽奏者としてホグウッド指揮のアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、ハーゼルベック指揮ウィーン・アカデミー合奏団と共演するほか、ウィーン・コンツェルトハウスにおけるビーバーの「ロザリオ・ソナタ」公演等、バロック・ヴァイオリンによるソロ公演も行い高い評価を獲得している。


タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)

ドイツのラール生まれ。フライブルク音楽大学でウルリッヒ・コッホ、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でシャーンドル・ヴェーグに師事。1982年ジュネーヴ国際等3つのコンクールで優勝。世界最高の女流ヴィオリストとして名高く、ベルリン・フィル、ロンドン響、パリ管、イスラエル・フィル等と共演。現代作品の演奏に力を注いでおり、リゲティ、リーム、ホリガー等、多くの作曲家の新作を初演している。また室内楽奏者として、エマール(ピアノ)、ヘル(ピアノ)、テツラフ(ヴァイオリン)、アルバン・ベルク弦楽四重奏団等と共演。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン教授。

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

モントリオール生まれのフランス人。リヨンの音楽院でレーヌ・フラショーにチェロを学び、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でも研鑽を積む。ロストロポーヴィッチ国際、ミュンヘン国際各コンクール受賞。チェロの新世代として近年急速に注目を集めており、ウィーンのムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのウィグモア、カーネギー等、欧米の主要会場でコンサートに出演、いずれも絶賛を博す。ハルモニア・ムンディ他から多数のCDをリリース。来日も多く、ファンが急増している。フライブルク音楽大学教授。

(c)Marco Borggreve