スティーヴン・イッサーリス
ベートーヴェン チェロとピアノのための作品全曲演奏会 第1日、第2日
2012年
11月21日(水) 19:00開演
11月23日(金・祝) 15:00開演
全席指定 各日6,500円、2公演セット券12,000円
※2公演セット券は取り扱いを終了いたしました。
スティーヴン・イッサーリス(チェロ) |
ベートーヴェン全曲演奏会
<第1日 11/21>
ヘンデルの「ユーダス=マカベウス」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
モーツァルトの「魔笛」の『娘か女か』の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
********** 休憩 **********
ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17(作曲家自身によるチェロ編曲版)
チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
<第2日 11/23>
モーツァルトの「魔笛」の『恋を知る男達は』の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
********** 休憩 **********
チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
スティーヴン・イッサーリス(チェロ) イギリスのチェリスト、最近のハイライトとしては、トン・コープマン指揮クリーヴランド管、尾高忠明指揮NHK響、アンドラーシュ・シフ指揮フィルハーモニア管、トマス・ダウスゴー指揮ウィーン響、ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送響、アシュケナージ指揮ワシントン・ナショナル響、ヘレヴェッヘ指揮オランダ放送室内管、リチャード・エガー指揮エンシェント室内管とのツアーをはじめ、BBCプロムスでのヴォーン・ウィリアムスの遺作でデイヴィッド・マシューズの手で完成されたチェロ協奏曲の世界初演、オッリ・ムストネンとのイタリアへのリサイタル・ツアー、スティーヴン・ハフとのロンドンとワルシャワでのリサイタル、アカデミー室内管とジョシュア・ベルとのブラームスの二重協奏曲による英国ツアー、アムステルダム、ブダペスト、フランクフルトでの室内楽、さらに、ウィグモア・ホールのレジデント・アーティストとして、シーズンを通して室内楽演奏、リサイタル、そして一連の教育イベントに参加している。古楽演奏にも強い関心を持っており、サイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトメント管やニコラス・マッギガン指揮フィルハーモニア・バロック管を始めとする一流の古楽器オーケストラと共演。一方、現代音楽にも熱心に取り組んでおり、1989年にBBCプロムスでジョン・タヴナーの「奇蹟のヴェール」を世界初演して以来、多くの作曲家の新委嘱作品を演奏している。2006年にはザルツブルク音楽祭でヴォルフガング・リームのチェロ協奏曲を世界初演し、09年のオールドバラ音楽祭ではトーマス・アデスのチェロとピアノのための新作「Lieux retrouvés」をアデスと共演した。子どもを対象とした執筆や演奏活動にも情熱を注いでおり、子ども向けに偉大な作曲家の生涯を著した「Why Beethoven Threw the Stew」(邦題「もし大作曲家と友達になれたら…」)とその続編「Why Handel Waggled his Wig」(邦題「続・もし大作曲家と友達になれたら…」)はフェイバー・アンド・フェイバーから出版され、多くの言語に翻訳されている。また、ハフとの共演でBISにCD「Children’s Cello」(邦題「こどものチェロ」)を録音、さらに作曲家のアン・ダドリーとの共著による子ども向け音楽物語の3作品がユニバーサル・エディションから出版されている。指導者としても、世界各地でマスタークラスを頻繁に行うかたわら、コーンウォールのプロシア・コーヴ国際音楽家セミナーの芸術監督を13年間務めている。「バッハ:無伴奏チェロ組曲全集」(ハイペリオン)は批評家から最高の評価を得て、グラモフォン誌器楽部門最優秀賞とクラシック・ブリット賞批評家賞に輝いた。また最近ではヴァーリョンとの共演によるシューマンの作品のCD(ハイぺリオン)やチェロと室内オーケストラのための作品を収めた「reVisions」(BIS)がリリースされている。栄誉ある称号、表彰も数多く、98年、その音楽分野における多大な貢献によって、英国から名誉大英勲章3位(CBE)を授与されたほか、00年にはシューマンの生地ツヴィカウ市からシューマン賞を与えられた。使用楽器は英国王立音楽院より貸与された1726年製ストラデヴァリウス「Marquis de Corberon (Nelsova)」。 |
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ロバート・レヴィン(フォルテピアノ) ピアニスト ロバート・レヴィンの名は広く、欧米およびアジアに知られており、ウィーン、ベルリン、ボストン、シカゴ、クリーブランド、モントリオールの各オーケストラ、および、小澤征爾、ラトル、ハイティンク、マリナーといった主要な指揮者と共演している。ピリオド楽器奏者としては、エンシェント室内管弦楽団、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団等の主要団体で、ガーディナー、ホグウッド、マッケラス、ノリントンと共演しており、古典作品における即興的なカデンツァ演奏でも高い評価を得る。アルヒーフ、デッカ、グラモフォン、ソニー・クラシカルより、モーツァルトのピアノ協奏曲選集、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集、J.S.バッハのハープシコード協奏曲全集、平均律クラヴィーア曲集(楽器を使い分けた)をはじめ多数の録音を発表、最近ではモーツァルトのソナタ全集第1集を2006年に発表した。近現代作品の解釈や室内楽奏者としても定評があり、特に、ヴィオラ奏者キム・カシュカシアンとの共演は永きにわたる。一方で彼は国際モーツァルテルム財団会員に名を連ね、音楽学者、モーツァルト関連文献の著者、編曲者としても活躍する。未完遺稿の完結版がベーレンライター、ブライトコプフ&ヘルテル、ウィーン原典版等から出版されている。特に、「レクイエム」(ヘンスラー社より出版)や「ハ短調ミサ」(カールス社より出版)の補筆、「4つの管楽器とオーケストラのための協奏交響曲」の編曲(ザルツブルクでウィーンフィルにより初演)は名高く、各地で演奏されている。現在、ハーバード大学人文学部教授。 |