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Concert  コンサート情報

サンドリーヌ・ピオー20th
~夢のあとに~

2012年920日(木) 19:00開演

全席指定 6,500

完売
2012年4月21日(土)

ピオー写真(c)Antoine Le Grand

サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)

羽根のような軽やかさに強さを秘めた歌声でバロックから現代作品まで幅広いレパートリーを誇るフランス声楽界の名花、サンドリーヌ・ピオーの来日を長い間待ち望んでいました。やっと念願の日本初リサイタルが実現します。ウィリアム・クリスティらヨーロッパ古楽界の重鎮たちをも魅了する歌姫が届けてくれるのは、メンデルスゾーン、R.シュトラウス、ブリテンとフォーレをはじめとするフランス歌曲の数々。ピアノは今回のプログラムを収録したCDで才気煥発なサポートを果たしているスーザン・マノフです。これ以上望みますまい、”夢のあとに”と題されたコンサート。彼女の夢見るような声で夢を見たあとには、きっと夢が残るはず…。
プログラム

フォーレ(1845 - 1924):
 水のほとりで Op.8-1/月の光 Op.46-2/ゆりかご Op.23-1/夢のあとに Op.7-1
メンデルスゾーン(1809 - 1847):
 夜の歌 Op.71-6/新たなる愛 Op.19a-4/眠れぬ瞳に宿る光/魔女の歌 Op.8-8
ショーソン(1855 – 1899):
 過ぎ去りし愛 Op.8-2/魅惑と魔法の森で Op.36-2/時間 Op.27-1
R. シュトラウス(1864 – 1949):
 あした Op.27-4/ひめごと Op.17-3/夜 Op.10-3/セレナーデ Op.17-2

********** 休憩 **********

ヴァンサン・ブーショ(b.1966 - ): 「絞首台の歌」
  月での出来事/カワカマス/真夜中のねずみ/水/絞首台の子供の子守歌
プーランク(1899 - 1963): モンパルナス/ハイドパーク
            : ルイ・アラゴンの二つの詩  セーの橋/華やかな宴
ブリテン(1913 - 1976): 柳の園/なぐさめる人もなく/彷徨いつつ思う

プロフィール

(c)Antoine Le Grand

サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)

パリ音楽院において声楽を学ぶ。ウィリアム・クリスティとエクサンプロヴァンス音楽祭において共演するなど、バロック・オペラのレパートリーでとりわけ名高く、ヨーロッパにおける古楽復興の立役者たち、たとえばマルク・ミンコフスキやフィリップ・ヘレヴェッヘ、フランス・ブリュッヘン、ポール・マクリーシュ、アラン・カーティス、トン・コープマン、クリストフ・ルセ、ルネ・ヤーコプス、ファビオ・ビオンディらと共演を重ねる。近年では、J.C.バッハやグルック、モーツァルトといった18世紀の音楽だけでなく、ウェーバーのような19世紀ロマン派音楽、ドビュッシーやブリテンのような20世紀の音楽にまでレパートリーを拡げている。多くの大舞台でのオペラやコンサートを行い、これまでにロンドンやボローニャ、ボルドーで活動したほか、ザルツブルクやモントルー、ドロットニングホルム、ドレスデンの音楽祭にも出演している。また、フライブルク・バロック管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団といったオーケストラや、クルト・マズアやディエゴ・ファソリスといった指揮者とも共演、好評を得る。CDもこれまでナイーヴ・レーヴェルより、ヴィヴァルディ、ヘンデル、モーツァルト、ドビュッシーの他、ピアノ伴奏によるショーソンやツェムリンスキー、シェーンベルクをふくめたアルバムをリリース、いずれも絶賛され、高い評価を得ている。2006年にはフランス政府より芸術文化勲章を受勲した。


スーザン・マノフ(ピアノ)

ラトヴィア人とドイツ人の血を引き、ニューヨークに生まれる。ピアノをマンハッタン音楽院とオレゴン大学で学ぶ。また、グウェンドリン・コルドフスキーに師事し、ドイツ歌曲とフランス歌曲のレパートリーを学んだことにより、この分野において同世代を代表する人気ピアニストの一人となった。彼女の活動は声楽の分野のみならず、多岐に渡っている。室内楽奏者として、コヴェント・ガーデン、ヴェルビエ、ブラウンシュヴァイク、ルガーノ、モンペリエ、エクス・アン・プロヴァンス、プレザンス等の著名な音楽祭に定期的に出演。また、シャンゼリゼ劇場、シャトレ劇場、オペラ・バスティーユ、サル・ガヴォー、オルセー美術館オーディトリアム、ルーヴル美術館オーディトリアム、ウィグモアホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、カーネギー・ホールといった世界の主要ホールでも演奏している。ラジオ・フランスの音楽番組である「フランス・ムジーク」にも数多く出演。今後は、ウィーン楽友協会への出演が予定されている。劇場作品にも熱心に取り組んでおり、音と言葉を組み合わせたコンサートやパフォーマンスでも活躍している。録音も多く、アリオンからミシェル・ピクマル・ヴォーカル・アンサンブルとのブラームス、オーヴィディスからエリザベス・ヴィダルとのフランス歌曲集、パトリシア・プティボンとEMI/ヴァージンよりアメリカン・ミュージック、デッカより同じくプティボンとのサル・ガヴォーでのリサイタルを収録したDVD等がリリースされている。現在、パリ国立高等音楽院の教授。