transit Vol.2
ミロシュ
2012年7月12日(木) 19:00開演
全席指定 5,000円
(c)Olaf Heine / DG |
ミロシュ(ギター) |
若い才能をご紹介するシリーズtransitの第2弾は、2011年春にドイツ・グラモフォンからデビューした超大物の呼び声が高いギタリスト、ミロシュの日本デビュー・リサイタルをお届けします。既に新人らしからぬ活躍を示しており、繊細さを含んだ美音と確かなテクニックはギター・ファン必聴。
ソル:グランソロ
J.S. バッハ:リュート組曲 パルティータ ハ短調 BWV 997より 前奏曲とフーガ
ヴィラ=ロボス:プレリュード 第1番
エチュード 第11番
ワルツ=ショーロ
エチュード 第12番
********** 休憩 **********
アルベニス:「スペイン組曲」より
アストゥリアス
グラナダ
セビーリャ
ドメニコーニ:コユンババ
※出演者の希望によりプログラムが上記の通り変更となりました。
(c)Olaf Heine / DG |
ミロシュ(ギター) 13を越えるあらゆる種類のコンクールに優勝して、既に、最も有望な若手音楽家の一人と目されている。1983年、モンテネグロ生まれ、8歳でギターを始め、幼くして主要なコンサートに出演し、国内で広く知られる。11歳でモンテネグロ音楽コンクールで優勝(金の竪琴賞を獲得)する。生地ポドゴリツァの音楽学校の初級・中級を卒業後、幼時からの夢を実現したいと、オーディション・テープをロンドンの王立音楽院へ送る。その時、ミロシュは16歳であったが、すぐに奨学金を得て学士課程に入学を許される。音楽院では、マイケル・レヴィン教授の元で勉学に励み、2004年6月、クラスの最年少にもかかわらず、首席で卒業。さらに、同音楽院修士課程で2年間、研鑽を積み、卒業リサイタルで最優秀賞を得て、これまでにギタリストには与えられなかったメーカー・ジュニア・フェローを授与される。在学中は、ジョン・ホイザー・ミュージック・トラスト、ミュージシャン・ベネヴォラント財団、ハットリ・ファウンデーションの支援を受ける。また、皇太子賞─チャールズ皇太子の音楽賞とワーシップフル・カンパニー・オブ・ミュージシャンの銀のメダルを授与される。その他、ハーヴァーヒル交響楽団国際ソリスト・コンクール(05年)、ジュリアン・ブリ-ム賞(05年)、イヴォール・マリアンツ・ギター賞(02年)を得る。最近のシーズンでは、ウィグモアホールでのデビュー・リサイタル、リーズでのイギリス室内管弦楽団とのコンサート・デビュー、チェルトナム、スピタルフィールズ音楽祭、ノーフォーク&ノルウィッチ音楽祭、スイスのグシュタードのメニューイン音楽祭を始め、さまざまな独奏、室内楽、レコ-ディングの分野で、英国、オランダ、スイス、イタリア、旧ユーゴスラヴィアなどで活躍している。08~09年には、有名なスイスのルツェルン音楽祭でのデビュー・リサイタル、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団とのブライトン・ドーム、イーストボーン・コングレス劇場でのコンサート・デビューがあり、またサー・マルコム・アーノルドの生涯と業績を讃えるガラ・コンサートには、ジュリアン・ブリームと共に演奏する栄誉に浴した。若い演奏家を対象とした様々な催しの優勝者として、ウィグモアホール、サウスバンク・センターのパーセル・ルームで、パーク・レイン・グループのニューイヤー・シリーズで演奏している。ダダリオのアーティストで、J46の弦と、グレッグ・スモールマンの07年製ギター(彼に貸与されている)を使用している。11年春にドイツ・グラモフォンよりデビュー・アルバムがリリースされている。 |