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Concert  コンサート情報

エマニュエル・パユ
~オペラ・ファンタジー~

2011年927日(火) 19:00開演

全席指定 7,500

完売

(c)EMI CLASSICS

エマニュエル・パユ(フルート)
河原忠之(ピアノ)

2011年、パユの次なるプロジェクトは、”オペラ・ファンタジー”と題されています。思えば、この音楽界のスーパースターは今までなんと多くのファンタジーを見せてくれたことでしょう。決して現状に甘んじることなく、空想力や創造力が枯渇するということを知らずに自分の立ち位置から次から次へと目にも鮮やかに新しいファンタジーを生み出していきます。そして今度はオペラ・アリアをフルートで歌い、役柄を演じるというステージ。フルートを声に変えてファンタジーとして昇華して演奏できる人は恐らく現時点ではパユ以外にいないのではないでしょうか。今回パユの歌を支えるのが歌手からも絶大な信頼を寄せられているピアニスト、河原忠之であることも興味が尽きません。パユが見せてくれるオペラの世界へどうぞお出かけください。
プログラム

クラカンプ&ブリッチャルディ:ヴェルディの「椿姫」によるファンタジー
ライヒャルト:ファンタジー・メランコリック
チャイコフスキー/ブラウンシュタイン:レンスキーのアリア
(「エフゲニー・オネーギン」によるパラフレーズ)
タファネル:ウェーバーの「魔弾の射手」によるファンタジー

********** 休憩 **********

ドニゼッティ:ソナタ ハ長調
グルック:精霊の踊り(「オルフェオとエウリディーチェ」より)
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
ビゼー:「カルメン」第3幕への間奏曲
ボルヌ:ビゼーの「カルメン」による華麗なるファンタジー

プロフィール

(c)EMI CLASSICS

エマニュエル・パユ(フルート)

1970年1月、フランス人とスイス人の両親のもと、ジュネーヴに生まれる。6歳でフルートを始め、パリ国立高等音楽院でミシェル・デボスト、アラン・マリオン、クリスチャン・ラルデ、ピエール=イヴ・アルトーに師事、同音楽院卒業後はバーゼルのオーレル・ニコレの下で研鑽を積んだ。89年の神戸国際コンクール第1位で日本のフルート・ファンの注目を一気に集め、92年には最難関のジュネーヴ国際コンクール第1位を獲得。同年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(音楽監督:セルジュ・チェリビダッケ)より首席奏者として招かれるが、93年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(音楽監督: クラウディオ・アバド)のオーディションに合格し、ベルリン・フィル首席ソロ奏者就任。2000年6月ベルリン・フィルを退団、9月から01年6月までジュネーヴ音楽院フルート科の教授として後進の指導にあたる。02年4月ベルリン・フィルに復帰、同オーケストラ首席奏者およびソロ・フルーティストとしての演奏活動を再開。来日も多く、リサイタルの他、NHK交響楽団、東京交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ等のオーケストラとの共演、マスタークラスも行っている。06年放送の大河ドラマの紀行音楽にも参加した。現在EMIと専属契約を結んでおり、緻密なプランニングによってリリースされるアルバムは常に楽界の話題を独占している。CDは15作を超え、08年にリリースした現代作曲家ダルバヴィ、ジャレル、ピンチャーによるフルート協奏曲集およびトレヴァー・ピノック(チェンバロ)との共演によるバッハのソナタ集に続き、2010年4月最新CD「ファンタジー~オペラ座の夜」(共演:ネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィル)をリリース。

河原忠之(ピアノ)

国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。年間ステージは100を超え、リサイタル等のピアニストとしてその幅広い音色、繊細な音楽表現には定評がある。 2006年江原啓之「スピリチュアル・ヴォイス・カウントダウン」大阪城ホールにて大阪センチュリー交響楽団を指揮し、指揮者デビューを果たした。また、 08年NHKニューイヤーオペラコンサートにおいて、プッチーニの生の映像をバックにプッチーニのピアノ・ソロ曲を演奏し、好評を博した。09年11月国立音楽大学音楽研究所公演プッチーニ『ラ・ロンディネ』にてオペラ指揮デビュー。確実にこの分野でもキャリアを伸ばしている。10年2月に、自身が主宰するGruppo Kappa Opera第1回旗揚げ公演『ヘンゼルとグレーテル』を行い、各方面からの絶賛を浴びた。現在、国立音楽大学及び大学院准教授。