MAROワールド Vol.16
“サン=サーンス” by 篠崎“まろ”史紀
2011年8月3日(水) 19:00開演
全席指定 6,500円
篠崎史紀(ヴァイオリン) 特別協力:株式会社 ヨックモック |
王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして“まろ”が楽しいひとときをお贈りするシリーズ。第16回は、近代フランス音楽の礎となったサン=サーンス。組曲『動物の謝肉祭』をはじめ、ピアノ五重奏曲など、小宇宙のように華麗で多角的な室内楽の世界へご案内します。
サン=サーンス:ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.14
:交響詩 『死の舞踏』 Op.40
(ヴァイオリンとピアノのための作曲者自身による編曲版)
********** 休憩 **********
サン=サーンス:組曲 『動物の謝肉祭』
篠崎史紀(ヴァイオリン) 愛称 "まろ"。NHK交響楽団コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督、2009年よりiiichikoグランシアタジュニアオーケストラの芸術監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。最新CDは、馥郁たる香りがするヴァイオリン小品集「薔薇の騎士」。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。 |
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長原幸太(ヴァイオリン) 大阪フィルハーモニー交響楽団首席コンサートマスター。東京藝大附属高校、同大学を経てジュリアード音楽院に留学。1998年日本音楽コンクールで最年少優勝。12歳のデビュー以来、国内の主要オーケストラ、名指揮者と共演。現在ソリスト、室内楽奏者、コンサートマスターとして活躍する傍ら、ボランティア活動にも力を入れている。出身地の広島、東京藝大より受賞多数。2010年「第21回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞」受賞。 |
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鈴木康浩(ヴィオラ) 読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者。5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学卒業後ヴィオラに転向。第47回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第1位。第9回クラシックコンクール全国大会ヴィオラ部門第2位(1位なし)。第12回宝塚ヴェガコンクール弦楽部門第1位。2001年よりドイツのカラヤン・アカデミーで研鑽を積んだ後ベルリン・フィルの契約団員を務め帰国。室内楽やリサイタルなど各界から嘱望されている逸材である。 |
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桑田 歩(チェロ) 東京音大付属高校を経て同大学専修科コースに入学。1987年よりウィーン市立音楽院に留学。91年に帰国。群馬交響楽団の首席奏者、新星日本交響楽団(現東フィル)の首席奏者に就任。第68回日本音楽コンクール作曲部門の演奏で「委員会特別賞」を受賞。99年NHK交響楽団に入団、現在フォア・シュピーラーを務める。アンサンブル・ヴェガのメンバー、また「ラ・クァルティーナ」のメンバーとして8枚のCDをリリースし、いずれも高い評価を得ている。 |
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西山真二(コントラバス) 東京藝大附属高等学校を経て、同大学器楽科を2001年卒業。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。第9回宝塚ベガ音楽コンクール弦楽器部門第3位。第2回YBP国際コンクール第1位。第71回読売新人演奏会出演。これまでに永島義男、西田直文、石川 滋に師事。03年4月NHK交響楽団入団。現在、首席代行奏者。室内オーケストラARCUS(アルクス)メンバー。双子の兄(N響チェロ)との「Duo Twins」でも活躍中。 |
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一戸 敦(フルート) 高校在学時にNHK FM洋楽オーディションに合格。桐朋学園大学ディプロマコースで学ぶ。1981年東京交響楽団に入団。83年第1回フルートコンベンションコンクール・ソロ部門第3位。翌年第53回日本音楽コンクール・管楽器部門で1位なしの第3位に入賞。85年文化庁海外派遣研修員としてウィーンに留学。89年より読売日本交響楽団首席奏者。桐朋学園大学、武蔵野音楽大学講師。故・林 リリ子、峰岸荘一、故・森 正、W.シュルツに師事。 |
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伊藤 圭(クラリネット) 2001年東京藝術大学卒業。02年JILA音楽コンクール室内楽部門第1位。04年第6回日本クラリネットコンクール第1位。06年第75回日本音楽コンクール入選。これまでにクラリネットを千石 進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児に師事。室内楽を岡崎耕治、四戸世紀に師事。現在、東京都交響楽団クラリネット奏者。東京メトロポリタン・ウィンド・クインテットメンバー。尚美ミュージックカレッジ専門学校。上野学園大学講師。 |
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植松 透(パーカッション) NHK交響楽団ティンパニ・打楽器奏者。国立音楽大学、同大学院にて打楽器を学ぶ。岡田知之、藤井むつ子、P.ゾンダマンに師事。1993年N響に入団、その後同団海外派遣研修員としてベルリンに留学、ライナー・ゼーガースに師事。ミラクルパーカッションアンサンブルを創設、代表をつとめる。また自ら「たいこアンサンブル・トムトム」を結成し、ライフワークとして幼稚園や養護学校でのコンサート活動を展開。国立音楽大学、洗足学園大学講師。 |
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竹島悟史(パーカッション) 幼少より作曲、ピアノ、エレクトーンを学ぶ。1995年東京藝術大学入学。その翌年、第13回日本管打楽器コンクール打楽器部門にて第2位受賞。2003年よりNHK交響楽団打楽器奏者となる。現在、クラシック音楽の打楽器奏者として活躍するほか、ピアニスト、作編曲家としても精力的に活動中。ソリストとして、これまでにNHK交響楽団をはじめ国内の著名オーケストラと協演。06年より自身のリサイタルシリーズ「竹島悟史 Sound garden」を始動。 |
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加藤昌則(ピアノ) 東京藝術大学作曲科、同大学院修了。これまでにNHK-FM「FMリサイタル」、「名曲リサイタル」などに出演、自作品を演奏し反響を呼ぶ。2001年4月、デビューCD「SOLO」を発売。06年初のオペラ作品「ヤマタノオロチ」を発表、また神奈川フィルの定期演奏会で新作「刻の里標石」を初演し、いずれも高い評価を受けた。07年秋、「個典」を開催。09年4月、宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」が音楽之友社より出版された。 |
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小柳美奈子(ピアノ) 東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。須川展也をはじめとした共演での録音は十数枚を超える一方、ソロCD「夢の動物園」1・2、そして2005年12月にパーカッションの山口多嘉子とのデュオ・ユニット「パ・ドゥ・シャ」のデビューアルバム「チェシャねこ風パルティータ」をリリース。トリオ「YaS-375」のメンバー。ピアノを安川加寿子、梅谷 進、秦 はるひ、今井正代、長谷川玲子、本村久子に師事。 |