クリスマス・コンサート
トリオ・メディイーヴァル
2010年12月8日(水) 19:00開演
全席指定 5,500円
(c)Asa M. Mikkelsen | アンナ・マリア・フリーマン(ヴォーカル) リン・アンドレア・フールセット(ヴォーカル) トールン・オストレム・オッスム(ヴォーカル) ビルゲル・ミステレッゲン(パーカッション) |
アンネ・ゾフィー・フォン・オッターやABBAをはじめ、優れた女性ヴォーカリストを生んできた北欧から、3人のアカペラの新星がクリスマス・シーズンにやって来ます。1997年の結成以来、リリースされたアルバムのいくつかがビルボード・トップ10入り、グラミー賞ノミネートと、既に北欧最高峰の女声アカペラとの呼び声が高く、大いに期待される初来日コンサートです。プログラムは彼女たちのルーツであるノルウェーの民謡の数々。美しいメロディーとハーモニー、独特なリズムを持つ歌がしっとりとした質感の中に響く明晰な声で次々と生まれ来る様は、まるでオーロラが奏でているかのように清澄で幻想的です。
※スパークリングワインをご用意しております。ご自由にお飲みください。
フォーク・ソングズ(ノルウェーの民謡)
ヴェストフォルの伝承曲「踊り」
テーレマルクに伝わる中世のバラード「幼子」
ヴェストフォルの伝承曲「歓びの日」 (ソロ:トールン・オストレム・オッスム)
ハリンダルの伝承曲「私のむこうみずな青春
オスロの伝承曲「踊りなさい、泣かないで」
中世のバラード「ヴィッレマンとマグンヒル」
ヴェストフォルの伝承曲「ティル、ティル・トーヴェ」
中世のバラード「ローランの歌」
テーレマルクの伝承曲「太陽への祈り」 (ソロ:リン・アンドレア・フールセット)
ウクライナの古いスウェーデン人の町の伝承曲「地上のすべてがいま安らいでいる」
(ソロ:アンナ・マリア・フリーマン)
ヴェストフォルの伝承曲「愛するエルサレム」
ハリンダルの伝承曲「天のとりで 」
テーレマルクの伝承曲「陽が沈む」
他
トリオ・メディイーヴァル 1997年オスロで結成。イギリスとフランスの中世ポリフォニー作品、現代曲、ノルウェーに伝わる中世のバラードと歌という、3つのレパートリーを軸として活動している。このグループが古楽の作品に惹かれたきっかけはイギリスとドイツで開かれたヒリアード・サマー・フェスティヴァルだった。まもなくリンダ・ハーストとジョン・ポッターの指導を受けた。トリオ・メディイーヴァルはヨーロッパ、アメリカ、カナダで演奏を重ねている。2001年10月、ECMレコードから発売された最初のCD、「Words of the Angel」はたちまち“ビルボード・トップ10・ベストセラーズ”に入り、02年4月のステレオファイル誌の「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれた。04年1月、デビュー第2作「Soir dit-elle」が同じくECMレコードから発売されると、このCDも数週間、“ビルボード・トップ10”にランクされ続けた。発売記念コンサートはノルウェー・テレビで収録され、04年5月に放送されている。05年には、3枚目のCD「Stella Maris」が発売された。05年のクリスマスに、ギャビン・ブライヤーズ、ロジャー・ヒートンとスウェーデン・テレビで共演。06年6月、ハルスタッドでトルド・グスタフセン・トリオと世界初共演を行ない、トルドがイスラーム教神秘主義の詩人イェラルディン・ルミ(1207~73)の詩に曲をつけた「musical miniatures」を演奏した。07年の夏、この2つのトリオはベルゲン音楽祭で再び共演。トリオ・メディイーヴァルは2週間、この音楽祭の「アーチスト・イン・レジデンス」として遇された。トリオ・メディイーヴァルはギャビン・ブライヤーズ、アイヴァン・ムーディ、韓国のスンギ・ホンら、多くの作曲家と組んで活動している。07年に出された第4番目のCD「Folk Songs」は、グラミー賞にノミネートされた。待望の初来日。 |
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ビルゲル・ミステレッゲン(パーカッション) 1967年、ノルウェーのレンダレンで生まれた。ノルウェーに古くから伝わる太鼓と民族音楽を専門的に勉強し、現在はオスロのノルウェー放送オーケストラでパーカッションとティンパニの奏者として活躍している。またトロムソ大学で教え、ヴォスのオレ・ブル・アカデミーとオスロのノルウェー音楽アカデミーで定期的に客員講師を務めている。これまでにたびたびトリオ・メディイーヴァルと共演しており、グラミー賞にノミネートされたCD『フォークソングズ』(ECM)でも共演した。 |