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Concert  コンサート情報

林 美智子&望月哲也
~シューマン生誕200年 歌曲と詩の朗読の夕べ~

2010年1029日(金) 19:00開演

全席指定 6,000 


(c)Kohei Take
林 美智子(メゾ・ソプラノ)
望月哲也(テノール)
河原忠之(ピアノ)
久世星佳(朗読)
シューマン生誕200年に日本の声楽界の期待を集めている2人がしっとりとお贈りする歌曲と詩の朗読の夕べです。林 美智子は「Player」、望月哲也は「Wanderer」シリーズで、共に当ホールではお馴染み。「詩人の恋」はハイネの詩を望月が、「女の愛と生涯」はシャミッソーの詩を林が訳し、役者が朗読します。朗読者は、女優の久世星佳。宝塚退団後ストレート・プレイを中心に活躍し、朗読にも定評がある久世星佳による一人二役、男女の読み分けも一興です。歌と語り、3人の声が交差する200年めのシューマンの世界へお出かけください。
プログラム

シューマン:「詩人の恋」 Op.48 (望月)

********** 休憩 **********

シューマン:「女の愛と生涯」 Op.42 (林)

シューマン: 4つの二重唱曲 Op.78 (林&望月)

プロフィール

(c)Kohei Take

林 美智子(メゾ・ソプラノ)

オペラ界に新風を呼ぶ21世紀のディーヴァ。東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁派遣で渡独。「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」(アテネ)で最高位入賞。その存在は早くから注目され、『フィガロの結婚』『ばらの騎士』『皇帝ティトの慈悲』など数々の話題作に出演し、P.コンヴィチュニーなど世界的演出家から最大級の賛辞が寄せられている。昨年の佐渡 裕指揮『カルメン』では新たなカルメン像で絶賛を浴びる。また、C.ミョンフン、P.ヤルヴィなどの著名指揮者やN響など主要楽団と共演しており、「NHKニューイヤーオペラコンサート」には05年から連続出演。王子ホールでも「銀座ぶらっとコンサート」の他、林 美智子のためのシリーズ"Player"に出演。CDは「赤と黒」、「地球はマルイぜ~武満 徹:SONGS」(ビクター)をリリース。二期会会員。

オフィシャルHP http://www.michikohayashi.com/


(c)Kohei Take

望月哲也(テノール)

天性のリリックな美声と音楽性で次世代を担う俊英。東京藝術大学、同大学院修了。ウィーン国立音楽大学研究課程リート・オラトリオ科にて研鑽を積む。第70回日本音楽コンクール2位入賞(オペラ・アリア部門)など入賞多数。これまでに数多くのオペラ作品で高評を得ているが、とりわけ2006年の二期会とハンブルグ州立歌劇場との共同制作『皇帝ティトの慈悲』標題役では歌唱・演技とも各紙に絶賛された。09年二期会『カプリッチョ』若き音楽家フラマン役でも成功し、10年3月びわ湖・神奈川県民『ラ・ボエーム』ロドルフォ役など活躍が続く。コンサートでも「マタイ受難曲」などのエヴァンゲリスト、「メサイア」「レクイエム」や「第九」等のソリストも務め、サヴァリッシュ、アシュケナージ、小澤征爾などと共演している。王子ホールでは望月哲也のためのシリーズ"Wanderer"(歌うさすらい人)にて更なる探求をしている。CDは「Il mio tesoro」、「Amarilli」(マイスター・ミュージック)をリリース。二期会会員。

望月哲也ブログ http://ameblo.jp/tetsumocci/

河原忠之(ピアノ)

国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。年間ステージは100を超え、リサイタル等のピアニストとしてその幅広い音色、繊細な音楽表現には定評がある。2006年江原啓之「スピリチュアル・ヴォイス・カウントダウン」大阪城ホールにて大阪センチュリー交響楽団を指揮し、指揮者デビューを果たした。また、08年NHKニューイヤーオペラコンサートにおいて、プッチーニの生の映像をバックにプッチーニのピアノ・ソロ曲を演奏し、好評を博した。09年11月国立音楽大学音楽研究所公演プッチーニ『ラ・ロンディネ』にてオペラ指揮デビュー。確実にこの分野でもキャリアを伸ばしている。10年2月に、自身が主宰するGruppo Kappa Opera第1回旗揚げ公演『ヘンゼルとグレーテル』を行い、各方面からの絶賛を浴びた。現在、国立音楽大学及び大学院准教授、東京藝術大学大学院非常勤講師。

久世星佳(朗読)

1983年、宝塚歌劇団入団。96年から97年4月までトップを務め、退団後は舞台を中心に活動している。2000年「OUT」(鈴木裕美演出)で第8回読売演劇大賞・優秀女優賞受賞。他、主な作品は、「マッチ売りの少女」(別役 実作/ジョン・クローリー演出)、「春のめざめ」(串田和美演出)、「リチャードⅢ」(蜷川幸雄演出)、「橋からの眺め」(R.A.アッカーマン演出)、「グリークス」(蜷川幸雄演出)、「欲望という名の電車」(鈴木勝秀演出)、「円生と志ん生」(鵜山 仁演出)、ミュージカル「モーツァルト!」(小池修一郎演出)、「リチャード三世」(いのうえひでのり演出)、エドワード・ボンドの「リア」(白井 晃演出)など、朗読劇を含め多数。今年3月には、英国の鬼才スティーブン・バーコフ演出によるカフカの名作「変身」に出演している。

オフィシャルHP http://www.kuze-seika.com/