セルゲイ・アントノフ
2010年6月17日(木) 19:00開演
全席指定 5,000円
(c)Fumiaki Fujimoto |
セルゲイ・アントノフ(チェロ) |
偉大なチェリスト、ロストロポーヴィチを生んだロシアから久々に期待のスター登場です。モスクワのチェリスト一家に生まれたセルゲイ・アントノフ。ロストロポーヴィチ財団のスカラシップを受け、ロストロポーヴィチのマスタークラスで薫陶を受けた俊英は、ヨーロッパの国際コンクールを次々と制覇し、2007年、第13回チャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たします。優美で流麗、堂々たる演奏は、長い手足を有する伸びやかな身体とチェロが音楽を共鳴し合っているかのようです。本格的な日本デビュー・リサイタルとなる今回のプログラムは、これぞロシアのロマン!と溜め息が出る名曲揃い。これから多くの聴衆を惹きつけていくことでしょう。
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
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ショパン/ジャンドロン:序奏と華麗なポロネーズ Op.3
チャイコフスキー:カプリッチョ風小品 ロ短調 Op.62
ラフマニノフ:「14の歌曲」より ヴォカリーズ Op.34-14
ダヴィドフ:泉にて Op.20-2
チャイコフスキー:「6つの小品」より 夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4
:「なつかしい土地の思い出」より メロディ 変ホ長調 Op.42-3
ポッパー:妖精の踊り Op.39
(c)Susan Wilson |
セルゲイ・アントノフ(チェロ) 1983年、ロシア、モスクワ生まれ。モスクワ中央音楽学校を卒業したのち、モスクワ音楽院を2006年に卒業。中央音楽学校ではM.ジュラヴリョーワ、モスクワ音楽院ではN.シャホフスカヤに師事。M.ロストロポーヴィチ財団のスカラシップを受け、ロストロポーヴィチのマスタークラスに参加。ブルガリア・ソフィア国際音楽コンクールでグランプリ、ポッパー国際チェロ・コンクールで第1位を獲得した。07年、第13回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門優勝。08年、コンクール優勝者によるコンサートツアーで初来日。「優美で流麗な演奏、重厚な音色に加えて、美しく澄んだ高音域も聴かせ、聴衆を魅了した。」と好評を得た。現在ボストン在住。08年春は、日本、中国、韓国で15回のコンサート、夏は音楽祭への参加。そのほかロシア国内、ヨーロッパ、アメリカでリサイタル、室内楽など多くの演奏会が行われている。 |
イリヤ・カザンツェフ(ピアノ) ロシア出身。7歳より音楽教育を受け、アントノフとはモスクワ音楽院時代からの付き合い。渡米後、マネス音楽大学で研鑽を積む。ショパン国際ピアノコンクール入賞以下、賞歴多数。現代音楽の演奏に定評があり、数多くの新作初演を行い、献呈も受けている。ロシア・アメリカを中心に、ヨーロッパ各地の主要都市でも演奏活動を展開。オーケストラとの共演も多い。現在ニューヨーク在住。 |