MAROワールド Vol.11 “クライスラー”
by 篠崎“まろ”史紀
2009年3月31日(火) 19:00開演
全席指定 6,000円
篠崎史紀(ヴァイオリン) 特別協力:株式会社 ヨックモック |
今宵は陽気にパーティー・オン・クライスラー
王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして“まろ”が楽しいひとときをお贈りするシリーズ。第11回は、多くの人を魅了し時代の寵児であった“クライスラー”。“まろ”が学生時代にウィーンの古本屋でその楽譜を見つけた美しい大曲の弦楽四重奏曲と、歌心に溢れ美しく艶やかでエレガントなヴァイオリンの小曲の数々を聴衆の皆様のリクエストにお応えしてお届けします。
ウィーン奇想曲 Op.2 (弦楽四重奏版)
弦楽四重奏曲 イ短調
********** 休憩 **********
ヴァイオリン小品集
美しきロスマリン Op.55-4
愛の悲しみ
愛の喜び
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ファリャ/クライスラー:踊る人形
中国の太鼓 Op.3
ウィーン小行進曲
ファリャ/クライスラー:はかなき人生
篠崎史紀(ヴァイオリン) 愛称 "まろ"。NHK交響楽団コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年から東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を続けている他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。 |
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伝田正秀(ヴァイオリン) 3歳よりスズキ・メソードにてヴァイオリンを始める。ウィーン国立音楽大学、ウィーン市立音楽院室内楽科に留学。全日本学生音楽コンクール全国1位、日本クラシック音楽コンクール全部門グランプリ、JILA音楽コンクール1位。日本音楽コンクール2位などを受賞。2006年より仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めている。 |
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鈴木康浩(ヴィオラ) 5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学卒業後ヴィオラに転向。第47回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第1位。第9回クラシックコンクール全国大会ヴィオラ部門第2位(1位なし)。第12回宝塚ヴェガコンクール弦楽部門第1位。2001年よりドイツのカラヤン・アカデミーで研鑽を積んだ後ベルリン・フィルの契約団員となり、04年秋帰国。現在読売交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者を務めている。 |
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(c)佐久間正道 |
木越 洋(チェロ) 1975年、桐朋学園大学ディプロマ・コース修了の後新日本フィルハーモニー交響楽団に入団、首席奏者を務める。77年から2年間ミュンヘン音楽大学でワルター・ノータスに師事。 81年、NHK交響楽団に首席奏者として入団。以来四半世紀にわたり活躍を続ける日本を代表するチェリストである。その堂々とした体躯から湧き出る浪々たる響きとまろやかな音色にファンが多い。2007年より試みるスタンディング奏法は落ち着いた色に染まりがちなチェロの世界に新たな可能性を見出し、音色を広げている。08年より室内楽シリーズ「音楽博物館」を主宰。現在洗足学園大学教授、桐朋学園大学、東京藝術大学非常勤講師。 |
(c)Wataru Sato |
山田武彦(ピアノ) 東京藝術大学大学院にて作曲を学んだ後、1993年パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に入学、首席で一等賞(プルミエ・プリ)を得て卒業。数多くの演奏者と共演、好評を博し、コンサート、録音、放送等の際のソリストのパートナーとして厚い信頼を得ている。また、自らのプロデュースによる音楽活動も行っており、99年「B→C」、2001年からムジカーザでの11回の演奏会シリーズ、03年から「神様の悪戯」連続演奏会、05年「Viva!40代」などを通じて、新しい音楽表現の可能性を常に模索し続けている。洗足学園音楽大学准教授、東京音楽大学非常勤講師。07年より『山田武彦ピアノ伴奏塾』を開講(洗足学園)。 |