ルノー&ゴーティエ・カプソン with 児玉 桃
2008年12月11日(木) 19:00開演
全席指定 6,000円
ルノー、ゴーティエ写真(c)Virgin Classics 児玉写真(c)Vincent Garnier |
ルノー・カプソン(ヴァイオリン) |
ヴァイオリンの兄ルノー、チェロの弟ゴーティエ。2人は早くから世界の一流指揮者、演奏家に才能を認められたフランスの稀代の天才兄弟です。近年その音楽性は一層高く魅力を増し、各国の著名な音楽祭やオーケストラに招かれています。一方、2人と旧知の仲のピアノの児玉桃は幼少時よりヨーロッパに育ち、パリ国立音楽院で学び、現在もパリ在住。硬軟自在な美しいピアニズムに最近ではヴィルトゥジティが加わった感があります。この3人によるフランスのエスプリが詰まった名曲プログラム。ジャズのセッションのようにスリリングな展開になりそうです。いつも5歳上の兄の背中を見ていた弟は、「兄と違う」を強調。その判断は聴衆の方々にお任せしましょう。でも、2人の呼吸は同じ。寸分の違いもなく見事に決めていきます。そう、まるでホグワーツの魔法のように。
フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
********** 休憩 **********
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
(c)Vincent Garnier |
ルノー・カプソン(ヴァイオリン) 1976年フランス生まれ。95年にベルリン芸術アカデミー賞を受賞し、同地でトーマス・ブランディス、アイザック・スターンに師事。97年からグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラのコンサート・マスターを務め、ブーレーズ、小澤征爾、バレンボイム、ウェルザー=メスト、アバドらの指導を受けて過ごした。2002年11月にはハイティンク指揮ベルリン・フィル、04年7月にはドホナーニ指揮ボストン響と共演、その他世界の主要なオーケストラ・指揮者と共演している。室内楽にも力を入れており、アルゲリッチ、バレンボイム、ブロンフマン、チョン・ミョンフン、バシュメット、メイエらと共演。さらにベルリン、ルツェルン、ヴェルビエ、タングルウッドなどの各音楽祭から度々招かれている。レコーディングも多く、いずれも好評を得ている。演奏楽器は、47年から94年までアイザック・スターンが所有していた1737年製『Viconte de Panette』グァルネリ・デル・ジェス。 |
(c)Vincent Garnier |
ゴーティエ・カプソン(チェロ) 1981年生まれ。97年~98年とECユース・オーケストラおよびグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラで経験を積み、その後ソリストとして世界中で演奏活動を開始。各国の著名な音楽祭へ参加するほか、オーケストラではヤルヴィ指揮ミュンヘン・フィル、チョン・ミョンフン指揮サンタ・チェチーリア管、エッシェンバッハ指揮パリ管などと共演。室内楽では兄のルノー・カプソンをはじめ、レーピン、バシュメット、アルゲリッチ、バレンボイム、ダルベルトなど、錚々たる音楽家たちと共演している。またヴァージン・クラシックスの専属としてラヴェルの室内楽集をはじめ、多数のアルバムをリリースしている。フランスの『ヴィクトワル・ド・ラ・ミュジク』に2001年の新しき才能と称され、04年にはドイツテレビからエコー賞を受賞。使用楽器は1701年製のマッテオ・ゴフリラーと、BSIより貸与された1746年製のジョゼフ・コントレラス。 |
(c)Vincent Garnier |
児玉 桃(ピアノ) 幼少の頃よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位入賞を果たす。その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響など、世界のトップオーケストラと共演し、デュトワ指揮NHK交響楽団とのアジアツアーやウィーン八重奏団との日本ツアー等着実にキャリアを築く。また、マール・ボロ、ベルリン、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭など多くの国際音楽祭からも招かれている。2008年は、メシアン生誕100年を記念して5回にわたるシリーズ公演も予定しており、さらなる飛躍が期待されている。CDはオクタビア・レコードより[「ドビュッシー:impressions」、「ショパン・ピアノ作品集」「メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし」がリリースされており、ヨーロッパでも高い評価を得ている。パリ在住。 オフィシャルHP http://kodama2008.com/ |