ojihall


Concert  コンサート情報

レイフ・オヴェ・アンスネス

2007年26日(火) 19:00開演

全席指定 7,000


(c) EMI

レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

長い北欧の冬の夜や、汚れなく美しい自然、うつろいゆく時。ひとつひとつ静かに画集を捲るように紡ぎ出される音の数々・・・。今や世界中でブレイクしてい るノルウェーが生んだピアニスト、アンスネスが王子ホールに初登場します。彼が考えてくれたプログラムは、自身愛してやまない北欧の小品と新ウィーン楽派 の小品、そしてベートーヴェン最後のソナタ。その人柄とともに、深い知性が水底にたゆたう如く真摯なアンスネスのピアニズムを堪能する冬の一夜へ。
プログラム

シベリウス:キュリッキ――3つの叙情的小品 Op.41
       :「13の小品」より 悲歌的に Op.76-10
       :「13の小品」より 練習曲 Op.76-2
       :「5つの小品―樹木の組曲」より 白樺の木 Op.75-4
       :「10の小品」より 舟歌 Op.24-10
グリーグ:ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24

********** 休憩 **********

シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111

プロフィール

レイフ・オヴェ・アンスネス

1970年ノルウェーのカルメイに生まれ、ベルゲン音楽院でチェコ人教授イルジ・フリンカに師事した。87年にオスロでデ ビュー。89年にはアメリカとカナダに、92年にはベルリン・フィルにデビューし、これらの国際的なデビュー以来、「新世代の中で最も確立されたピアニス ト」(ニューヨーク・タイムズ)として注目を集め、いまや最も魅力あるアーティストのひとりとして確固たる地位を築いている。2004/05年シーズンは、1人のアーティストに焦点を当てて連続演奏会を行なうカーネギーホールの「パースペクティブ・シリーズ」に歴代最年少アー ティストとして出演。また、クリーヴランド管や、ドイツ、アジアでノルウェー室内管と共演。ベルリン・フィルとはパッパーノの指揮で録音も行い、EMIか らリリースされた。05/06年シーズンは、サラステ指揮/BBC響とのマーク・アンドレ・ダルバヴィの協奏曲の世界初演、プレトニョフ指揮/東京フィル、デンマーク国立 響、ロスアンジェルス・フィル、ノルウェー室内管との共演のほか、ヨーロッパ中を回る大規模なツアーなどを行う。ノルウェーのリソールでは自身が芸術監督を務める音楽祭を開催。また自身、アスペン、ラヴィニア、タングルウッド、ヴェルビエ等の夏の主要音楽祭やニュー ヨークのモーストリー・モーツァルト・フェスティバルに常連として出演している。EMIクラシックの専属として行っているCD録音では、ノルウェー室内管を弾き振りしたハイドンの協奏曲集、グリーグ自身のピアノで収録した「抒情小曲 集」、ヤンソンス指揮/ベルリン・フィルと共演したグリーグとシューマンの協奏曲で3度のグラモフォン賞を受賞。また、ノルウェー室内管とのモーツァルト の協奏曲第9番・18番、ボストリッジとのシューベルト「冬の旅」は、共にニューヨーク・タイムズのベストCDオブ・ザ・イヤーに選ばれている。02年、ノルウェーで最も権威あるノルウェー王国聖オラフ勲章を受章したほか、受賞歴も多数。93年ベルゲン・フィルとの共演で初来日。07年は通算10回目の来日、5年ぶりのリサイタル・ツアーとなる。

オフィシャルHP http://www.andsnes.com/