清水直子(ヴィオラ)

出演回数 7回

開館25周年、心よりお祝い申し上げます。 王子ホールでまず思い出されるのは「演奏が始まる直前のブラックホールのような静けさ」です。ただ静かなのではなく空気全体が「聴くぞ〜!」モードになっていて、音が吸収されていくような感じ。王子ホールは、演奏者も聴衆も皆、人生のその瞬間を音楽を通して共有しているという感覚を強く感じることのできる特別な場所です。そしてコンサート後にロビーで一期一会の喜びを分かち合う時の、温かい空気といったら格別なのです! マイノリティーをモノともせず開催してくださったヴィオラリサイタルや、東京クヮルテットの貴重な演奏会にジョイントさせていただいたモーツァルトとブラームスの五重奏曲など、王子ホールでの舞台は私自身の人生においても大切な時間の凝縮でした。また、ヴィオラ4銃士プログラムのアンコールにゲスト参加で《宇宙戦艦ヤマト》を佐々木 亮さん、鈴木 学さん、鈴木康浩さん、柳瀬省太さんと5人で演奏させていただいた時には、皆リハーサル時から笑いが止まらず「最後まで弾けるのかな〜?!」と、普段とはひと味違った緊張感を味わいました…汗  王子ホールスタッフの皆様、これからもこだわりの「硬派プログラム」や、選りすぐりの「ホッと音楽のありがたさを実感するコンサート」を織り交ぜ、私たち音楽を愛する者を、ますます虜にしていってください!

2012年7月5日 「モーツァルト:弦楽五重奏曲全曲演奏会(11年)」に続き、東京クヮルテットとブラームスの弦楽五重奏曲を2日にわたって演奏。

2014年1月30日 鈴木康浩がホストを務めるお昼の名曲サロンの一コマ。“やす”が前日リハーサル中に電話でアンコール曲への参加を呼びかけ、サプライズ出演が実現した。

2014年1月21日 07年のデュオ・リサイタル、08年のアウラータ・クインテットに続いて3回目となる夫オズガー・アイディンとの共演。