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Concert  コンサート情報

王子ホール+観世宗家監修
「はごろも」~銀座の飛翔

2019年723日(火)18:00開演(17:30開場)

全席指定 6,000

公公演終了
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シテ(天人):武田宗典/ワキ(漁師白龍)森常好
地謡:岡久広・山階彌右衛門・浅見重好・松木千俊・角幸二郎・木月宣行・武田文志・坂井音晴
後見:武田宗和・観世芳伸
笛:杉信太朗/小鼓:田邉恭資/大鼓:亀井広忠/太鼓:小寺真佐人
ヴァイオリン:篠崎史紀/ソプラノ: 森谷真理

作曲:加藤昌則
演出:田尾下哲
舞台;旅川能楽プロ/照明:大淵智徳
書:藤田雄大(王子ホールロビーにて藤田雄大展を実施)

★出演者によるアフタートークがございます

【チケット取扱先】王子ホールチケットセンター/観世能楽堂/カンフェティ/Tickets Today/イープラス/ローソンチケット
★4月26日(金)発売

主催:文化庁/東京アート&ライブシティ構想実行委員会

今まで見たこともない『羽衣』が夏の銀座の夜に飛翔します。
古今東西、この美しいお伽噺は多くの人を魅了してきました。天女に心を奪われた漁師のように、クラシック音楽もまたこの能に心を奪われ、寄り添い、共に舞う・・・、そんな夏の月夜の夢を一緒に見ませんか?
1年後の7月24日はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開始されます。競技会場に近い銀座の地は多いに盛り上がっていることでしょう。プレ・オリンピック・イヤーに「東京アート&ライブシティ」がおおくりする、銀座に居を構える観世能楽堂と王子ホールの連携企画第2弾。

プログラム
【あらすじ】春の朝、三保の松原に住む漁師・白龍(はくりょう)は、仲間と釣りに出た折に、松の枝に掛かった美しい衣を見つけます。家宝にするため持ち帰ろうとした白龍に、天女が現れて声をかけ、その羽衣を返して欲しいと頼みます。白龍は、はじめ聞き入れず返そうとしませんでしたが、「それがないと、天に帰れない。」と悲しむ天女の姿に心を動かされ、天女の舞を見せてもらう代わりに、衣を返すことにします。 羽衣を着た天女は、月宮の様子を表す舞などを見せ、さらには春の三保の松原を賛美しながら舞い続け、やがて彼方の富士山へ舞い上がり、霞にまぎれて消えていきました。

 

プロフィール

武田宗典(能楽師シテ方観世流)

1978年生まれ (公社)能楽協会会員。(一社)観世会理事。早稲田大学第一文学部 演劇専修卒。父・武田宗和及び二十六世観世宗家・観世清和に師事。80年初舞 台、88年初シテ、以後「石橋」「乱」「道成寺」「望月」等を披く。海外公演多数。 2014年シアトルにて、能と現代オペラの二部作『Tomoe&Yoshinaka』を企画、 主演を果たす。『武田宗典之会』主宰。舞台公演の他、「謡サロン」等の能楽講 座を国内外で開催している。

篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン)

愛称“まろ”。NHK交響楽団第1コンサートマスター。3歳より父にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。高校卒業後ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要コンクールで数々の受賞を果たす。1988年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て、97年に34歳でNHK交響楽団コンサートマスターに就任。以来“N響の顔”として国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。2014年、第34回有馬賞受賞。現在、桐朋学園大学及び東京藝術大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。

森谷真理(ソプラノ)

武蔵野音楽大学卒業、同大学院およびマネス音楽院修了。『魔笛』夜の女王でメトロポリタン歌劇場デビュー。その後『トゥーランドット』リューでの欧州オペラデビューを皮切りに、リンツ州立劇場専属歌手として『ラ・ボエーム』『ラ・トラヴィアータ』など数々の作品に出演のほか、ウィーン・フォルクスオーパーをはじめ欧米主要歌劇場で活躍。国内では、『リゴレット』ジルダ、『後宮からの逃走』コンスタンツェ、『ラインの黄金』フライア、『ばらの騎士』元帥夫人などを務める。2018年6月には日生劇場『魔笛』パミーナで出演、今後はベルギーフレミッシュオペラ『サティヤーグラハ』ミス・シュレーゼン、19年東京二期会『サロメ』タイトルロールで出演予定。二期会会員。