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Concert  コンサート情報

クリスティアン・ゲルハーヘル
シューベルト~珠玉の歌曲集~

2016年1026日(水) 19:00開演

全席指定 7,000

【公演中止】

ゲルハーヘル本人の体調不良により来日が不可能となったため、やむなく公演を中止することになりました。

完売
2016年5月28日(土)

クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)

今まで、王子ホールでシューベルト三大歌曲集、マーラーの夕べ、シューマン歌曲集と、記憶に残る素晴らしいリサイタルを行ってきているドイツの名バリトン、クリスティアン・ゲルハーヘル。今回はシューベルトの珠玉の歌曲でしっとりと秋の夜を綴ります。今まさに歌い手としてよき時を迎えているゲルハーヘル。彼の美しい声がそっと寄り添って、語りかけるように紡ぎだす1曲1曲が至福の時をもたらしてくれるでしょう。もちろん、盟友ゲロルト・フーバーのピアノが傍に。

 

【クリスティアン・ゲルハーヘル来日公演中止のお詫び 】

謹啓

来る10月に来日公演を予定しておりましたクリスティアン・ゲルハーヘルですが、本人の都合により来日が出来なくなりました。
前期(2015年9~2016年7月)のハードなスケジュールを無事終了し、現在短期休養中ですが、さらなる休養が必要となり、来たるシーズンの予定公演をキャンセルせざるを得なくなったとの理由です。
この8~9月に、充分な休養を取り、日本公演に備えて欲しいと切望したのですが、担当医からはさらなる長期静養が必要とのことで、大変残念ですが来日公演を断念することになりました。
公演を楽しみにされていた聴衆の皆様はじめ、主催者の方々には大変申し訳なく存じますが、ゲルハーヘル氏の将来を考慮し、早期の完璧な健康回復を願い、今回の来日公演を中止とさせていただきます。
なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

皆様には多大なご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。

謹白

2016年8月19日

(株)日本アーティスト 
代表取締役 幡野菜穂子

プログラム

シューベルト:
 秋の夜に月に寄せて D614
 希望 D295
 1817年1月に(深い悩み) D876 
 別れ D475
 秋 D945
 ヴィデルマンの丘で D884
 さすらい人 D649
 さすらい人が月に寄せて D870
 小人 D771
 夕星 D806
 森にて D834
 嵐のあと D561
 舟人 D694
 ナイチンゲールに寄せて D196
 墓堀人の歌 D869
 春の想い D686
 夜咲きスミレ D752
 去っていった人への夕べの歌 D856
 悲しみ D772
 川 D565
 羊飼い D490
 双子座の星に寄せる舟人の歌 D360
 夜の歌 D314
 岩上の歌びと D482

プロフィール
(c)Hiromichi Yamamoto

クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

現代屈指のバリトンとして、オペラ公演、オーケストラ・コンサート、そしてリート・リサイタルと世界中で活躍しているドイツを代表する歌手。ミュンヘン国立音楽大学オペラ・スクールにおいて、パウル・クーエンとライムンド・グリュンバッハに師事。ピアノのゲロルト・フーバーと共に、ヘルムート・ドイチュのリート・クラスおよびディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリザベート・シュワルツコップ、インゲ・ボルグのマスタークラスを受講した。その間、自身もミュンヘン音楽大学で教鞭をとる。現在は同大学の名誉教授。バイエルン・マキシミリアン勲位を得ている。1998年、パリ・ニューヨークのインターナショナル・プロ・ムジチスで第1位に選ばれ、ニューヨークのカーネギー・ホールでデビューを飾る。 以降、欧米の各都市の主要なコンサートホールに数多く出演し、ラトル、アーノンクール、ハイティンク、ブーレーズ、ティーレマン、ブロムシュテット、シャイー、ヤンソンス、ハーディング、ナガノなどの指揮者とともに世界の主要オーケストラと共演。オペラでは2006年ザルツブルク音楽祭で、リッカルド・ムーティ指揮の下パパゲーノを歌い、これはデッカよりDVDがリリースされた。ヘンツェの「ホンブルクの王子」をアン・デア・ウィーン劇場で、「タンホイザー」のヴォルフラムをマドリッド歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場で歌った。10年には、ウィーンとミュンヘンにおける「ホンブルクの王子」そしてヴォルフラムの公演で、ジャーナル・オペルンヴェルト誌のシンガー・オブ・ザ・イヤーに選出される。11年には、名誉あるローレンス・オリヴィエ賞を、13年ドイツの劇場における有名な「ファウスト」賞を受賞。CDのリリースも数多く、いずれも高い評価を獲得、グラモフォン賞をはじめ、エコー・クラシック賞年間最優秀歌手、BBC音楽賞などを受賞。10年には、マーラーのアルバムがMIDEMクラシック賞年間最優秀歌手、オランダのエディソン・クラシック賞、ドイツ・レコード批評家賞年間最優秀賞を受賞。最近では管弦楽版「マーラー歌曲集」(ケント・ナガノ指揮モントリオール響)、J.S.バッハのマタイ受難曲、ヨハネ受難曲(共にラトル指揮ベルリン・フィル)、シューベルト歌曲集(Nachtviolen)(グラモフォン賞受賞)、モーツァルト:アリア集(ゴットフリート・フォン・ゴルツ指揮フライブルク・バロックオーケストラ)をリリースしている。14/15シーズンのベルリン・フィルハーモニーのアーティスト・イン・レジデンスを務める。ウィーンのムジークフェライン、ロンドンのウィグモアホールのアーティスト・イン・レジデンスにも選ばれている。現在はミュンヘン音楽大学名誉教授。バイエルン・マキシミリアン勲位を得ている。15年、バイエルン宮廷歌手の称号を受けた。

(c)Albert Lindmeier

ゲロルト・フーバー(ピアノ)

ドイツ、ミュンヘンに生まれる。ミュンヘン国立音楽大学にて、ピアノをフリーデマン・ベルガー、リート伴奏法をヘルムート・ドイチュに師事、その後ベルリンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのリート・クラスで学ぶ。1998年にクリスティアン・ゲルハーヘルと共にパリ・ニューヨーク・インターナショナル・プロ・ムジチス賞を受賞し、パリとニューヨークのカーネギーホールでコンサートを行う。以後、世界の主要都市にて数多く演奏している。リート伴奏者として高い評価を得ており、シュヴェツィンゲン音楽祭、ラインガウ音楽祭をはじめ名のある音楽祭に参加している。ゲルハーヘルの他にも、クリスティアン・カーグ、モイツァ・エルトマン、マキシミリアン・シュミットなど多くの歌手の伴奏を務め、またアルテミス・クァルテット、ヘンシェル・クァルテットやラインホルト・フリードリッヒの室内楽のパートナーとしても演奏会を行っている。各地でのマスタークラス等で後進の指導にもあたっており、2013年以降ヴュルツブルク音楽大学にて歌曲伴奏の教授を務めている。ベートーヴェンの作品を収録したソロCDの他に、クリスティアン・ゲルハーヘルと共に録音した数々の素晴らしいCDがある。彼らのCD「冬の旅」と「美しき水車屋の娘」はそれぞれエコー・クラシック賞をリート部門で受賞し、シューマンの作品を収めたCD「夕べの情景」は06年にグラモフォン賞を受賞した。翌年からも次々と歌曲集のCDをリリース。ゲルハーヘルとのシューマン「メランコリー」はBBC音楽賞を、09年にリリースしたマーラーの歌曲集はドイツ・レコード批評家賞をはじめ複数の賞を受賞。最近のCDではゲルハーヘルとの共演で、ハイドン、ベートーヴェンにウィーン学派をあしらった「遥かな恋人」、さらに15年のグラモフォン賞を受賞したシューベルト歌曲集(Nachtviolen)があげられる。