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Concert  コンサート情報

波多野睦美 歌曲の変容シリーズ 第11回 デュオ Duo
~バロックからロマン派そして現代へ 二重唱の楽しみ~

2016年1020日(木) 19:00開演

全席指定 5,500 

完売
2016年5月28日(土)

波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
肖瑪[シャオ・マ](カウンターテナー)
佐藤裕希恵(ソプラノ)
レオナルド滝井(テオルボ)
懸田貴嗣(バロック・チェロ)
廻 由美子(ピアノ)

時代を超えた歌曲の魅力を波多野睦美の歌で再発見する「歌曲の変容シリーズ」。さまざまな楽器との共振、音楽的な対話を経て、歌曲の新しい横顔が見えてきます。今、波多野睦美が興味をもっている二重唱の世界。歌手二人の声が、体が共鳴し、未知の音世界を作り出す。メゾ・ソプラノとカウンターテナーによる二重唱の作品を集め、バロックからコンテンポラリーまでを縦断します。

 

手を重ねる 色を重ねる 心を重ねる 
重ねる作業はなにかしら、喜びをともなう。
時折わたしには「この人と声を重ねたい!」という渇望が訪れる。
オペラが生まれた1600年頃のイタリアの二重唱曲は、その魅力において群をぬいている。ふたつの声が合わさることで、音楽のドラマも響きの空間も無限大になることをモンテヴェルディの音楽は教えてくれる。
2年前に耳が一目惚れをした、シャオ・マさんの歌。
深い魅力を湛えた彼の声とともに、さまざまな時代の重唱の魅力をお届けする一晩です。

――波多野睦美

プログラム

ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス :哀れな美女よ *デュオ
クラウディオ・モンテヴェルディ:心は燃えている *デュオ
バルバラ・ストロッツィ:恋するヘラクレイトス
ジューリオ・カッチーニ:アマリッリ
クラウディオ・モンテヴェルディ:この胸の苦しみが
               :〈西風〉はまたもどり *デュオ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプルペルガー:プレリュード1番 *リュートソロ
ベッレロフォンテ・カスタルディ:ハープのガリアルダ *リュートソロ
ヘンリー・パーセル:「メアリー女王の誕生日のためのオード」より トランペットを吹き鳴らせ *デュオ
         :劇音楽「アーサー王」より 古い河の二人の娘 *デュオ
         :劇音楽「アーサー王」より 羊飼いさん 誘惑はやめて *デュオ

********** 休憩 **********

アントニン・ドヴォルザーク:「モラヴィアの二重唱曲集」より
小鳥よ飛んでいけ / 指輪 *デュオ
高為傑:「元朝の詩による歌曲」
    春の想い〜月桂樹を手折りて / 赤い刺繍の靴 / 薔薇の露

間宮芳生:「日本民謡集」より さそり節
ジョン・ケージ:18の春のすてきな未亡人
チック・コリア:チルドレンズソング No.1/2/4/11/18/12
ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド:愛の嘆き
原曲:フレデリック・ショパン「マズルカ Op.6-1」
シャルル・グノー:シエスタ *デュオ
カミーユ・サン=サーンス:不幸なもの

プロフィール

波多野睦美(メゾ・ソプラノ)

宮崎大学教育学部卒業後、英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー。国内外で多くのコンサート、音楽祭に出演。リュートソングの魅力と新たな可能性を示し、海外でも高い評価を得る。ソリストとしてのレパートリーは柔軟で幅広く、バッハ、ヘンデルなどの宗教作品のソリストの他、日本、英国の近現代歌曲にも積極的に取り組み、鋭敏な言語感覚、魅力的な人物像の表現と心安らげる声で聴く人に深い印象を刻む。作曲家からの厚い信頼を得て、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、「武満 徹メモリアルコンサート」「高橋悠治の肖像」「権代敦彦:作曲家の個展」等に出演。モンテヴェルディ「オルフェオ」のメッサジェーラ「ポッペアの戴冠」のオッターヴィア、パーセル「ダイドーとエネアス」のダイドー、「妖精の女王」のジュノー、モーツァルト「イドメネオ」のイダマンテ、間宮芳生「ポポイ」などオペラへの出演でも存在感と深い表現力で注目される。CD作品では「パーセル歌曲集/ソリチュード」など古楽器との共演による多数の録音のほか、作曲家・ピアニストの高橋悠治との共演で「ゆめのよる」「猫の歌」「風ぐるま」を発表。最新作は古楽器との共演による「イタリア歌曲集」。「レコード芸術」で特選盤となるなど、各方面から高い評価を受ける。国際基督教大学非常勤講師。

オフィシャルサイト http://hatanomutsumi.com

佐藤裕希恵(ソプラノ)

東京藝術大学声楽科及び同大学院古楽課修士課程卒業、卒業時にアカンサス賞を受賞。国際古楽コンクール“Canticum Gaudium” 第1位(ポズナン、2013)、国際ヘンデルアリアコンクール第3位(マディソン、2014)、国際古楽コンクール山梨第1位及び上原賞(山梨、2015)受賞。2011年よりバーゼルのスコラ・カントルム・バジリエンシスへ留学。バロック科修士課程修了、13年より中世科修士課程で学ぶ。同年より中世鍵盤をコリーナ・マルティに師事。これまでにバロックオペラ、オラトリオなどに主役、ソリストとして多数出演。最近ではシャルパンティエ《メデ》イタリア人の女、ファントム役でマグダレナ・コジェナーと共演(アンドレア・マルコン指揮)。中世、ルネサンスの分野でもアンサンブル・ジル・バンショワ等古楽界有数のアンサンブルにソリストとして共演。Vox Poetica、Ensemble Sollazzo(バーゼル)、Ensemble Seminare(バーゼル)メンバー。これまでに声楽を三縄みどり、古楽声楽を野々下由香里、ゲルト・テュルク、ドミニク・ヴェラールに師事。16年、日伊修好150周年記念オペラ「JAPAN ORFEO」鎌倉、東京公演に出演。

レオナルド滝井(テオルボ)

リュート、テオルボ奏者。ブラジルのサンパウロに生まれ育つ。クラシックギターをサンパウロ州立大学(UNESP)で学び、2009年好成績で卒業。サンパウロ州立音楽院古楽科でリュートを学び、ディプロマを取得。11年よりスイス、バーゼルのスコラ・カントルムにおいてホプキンソン・スミスのもとで学び、14年卒業、現在修士課程在学中。これまでにブラジル、スイス、フランスにおいてソロコンサートを開催。14年、サンパウロ州立音楽院でマスタークラスを開催。13年、Basel Plucks(バーゼル撥弦楽器音楽祭)に出演。通奏低音にも長け、ルネ・ヤコブス、リナルド・アレッサンドリーニらの監修・指揮するアンサンブルで演奏するなど、著名な音楽家と数多く共演。Vox Poetica及びEnsemble Seminare(バーゼル)メンバー。スイス・インターナショナル・スクールギター講師。

懸田貴嗣(バロック・チェロ)

東京藝術大学大学院修了後、ミラノ市立音楽院に学ぶ。チェロをガエタノ・ナジッロ、鈴木秀美、藤森亮一に師事。イタリア・ボンポルティ国際古楽コンクール・アンサンブル部門で第1位、聴衆賞を受賞。ラ・ヴェネシアーナ、バッハ・コレギウム・ジャパン、リクレアツィオン・ダルカディアのメンバーとして、国内・欧州各地の主要な音楽祭での演奏や録音活動を行っている。エンリコ・オノフリ、ロベルタ・マメリ等海外の著名な演奏家との共演も数多い。2007年度文化庁在外派遣研修員。12年9月にソロCD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」(ALM)をリリース、音楽誌等で話題となり、2012年度第67回文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

廻 由美子(ピアノ)

桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業の後渡米。インディアナ大学音楽学部でジョルジュ・シェベックに学び、最高位を得て卒業。これまでに、バロックから現代に至る10数枚に及ぶCDを国内外でリリースし、数多くが「レコード芸術誌・特選盤」「CDジャーナル誌・年間ベストCD」「音楽の友誌・推薦盤」等に選ばれ、2014年にStefan Hussong(acc)と組んでドイツWERGOよりリリースされた「F-Fragments」(原田敬子作品集)のCDはドイツ各新聞で高い評価を得る。ソロやオーケストラとの共演はもとより、他ジャンルとのセッション、また海外の作曲家や演奏家とのセッションも盛んであり、ドイツ、イタリア、カナダなどの現代音楽祭に招かれている。07年より年2回開催している「テッセラ音楽祭・新しい耳」は個性派音楽祭として注目を浴び、ドイツの音楽雑誌にも取り上げられる。現在、桐朋学園大学音楽学部教授。