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Concert  コンサート情報

アルカント・カルテット

2012年
112日(木) 19:00開演
113日(金) 19:00開演

全席指定 各日6,500円、2公演セット券12,000
※2公演セット券は王子ホールチケットセンターのみ取り扱い

完売


(c)Marco Borggreve

アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ダニエル・セペック(ヴァイオリン)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

チェロのJ-G.ケラスとヴィオラのタベア・ツィンマーマンの声掛けで生まれたスーパー・ユニット、アルカント・カルテットが演奏活動10年目を迎えます。結成当初より来日の度に王子ホールで進化する様を披露してきた彼らは、音楽界に於いて文字通りスーパー、特別なカルテットになりました。全員がソリストであることの欠点を見事に覆し、一人ひとりの際立った個性を遺憾なく発揮しつつもの凄い集中力を結集していく演奏スタイルは、途方もなくスリリングで驚異を覚えます。王子ホール3回目のコンサートは、二夜に亘って10年の時を経た彼らの充実ぶりを共に体感し俯瞰できるプログラムをお届けします。

プログラム

<第1夜 1/12>

モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K421
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135

********** 休憩 **********

ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 Op.67

<第2夜 1/13>

J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス 1、4、6、9
クルターグ:6つの楽興の時
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス 11

********** 休憩 **********

シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D887

プロフィール

アルカント・カルテット

2002年春に結成。04年6月にシュトゥットガルトで行われ絶賛を博したオフィシャル・デビューを皮切りに本格的活動を開始。これまでに、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのウィグモア・ホール、パリのシャトレ座、ウィーン・コンツェルトハウス、ベルリン・フィルハーモニー、チューリッヒ・トーンハレを始めとするヨーロッパの主要コンサートホールで公演を行うほか、エディンバラ、ヘルシンキ、モントルー、ラインガウ等の国際音楽祭に出演、高い評価を獲得している。10年には北米ツアーとしてカーネギーホールやバンクーバー・リサイタル・シリーズに出演。07年バルトークの弦楽四重奏曲第5番(第47回レコードアカデミー賞大賞銅賞を受賞)、第6番、08年にはブラームス作品、10年にはドビュッシー、ラヴェル他を収録したCDをリリース(第48回レコードアカデミー賞大賞銅賞受賞)。

アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)

ベルリン生まれ。ベルリン国立音楽大学でヴェルナー・ショルツに師事。1991年ハノーファー国際等3つのコンクールで優勝。現代ドイツを代表する女流ヴァイオリニストで、ベルリン・ドイツ響、ドレスデン国立歌劇場管、ボストン響、BBC響、ロサンゼルス・フィルを含むオーケストラ、ザンテルリンク、メッツマッハー、アシュケナージ、サー・マリナー、オラモ、ツァハリス等の指揮者と共演。また室内楽奏者としてフォークト(ピアノ)、テツラフ(ヴァイオリン)、カム(クラリネット)等のアーティストと度々共演している。ベルリン国立音楽大学教授。

ダニエル・セペック(ヴァイオリン)

フランクフルト生まれ。ディーター・フォルホルツ、ゲルハルト・シュルツに師事、シャーンドル・ヴェーグ、アルバン・ベルク弦楽四重奏団にも学ぶ。1983年からドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務める一方ソリストとしても活躍、ハーディング、ブリュッヘン、ピノック等の指揮者と共演している。また、優れた古楽奏者としてホグウッド指揮のアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、ハーゼルベック指揮ウィーン・アカデミー合奏団と共演するほか、ウィーン・コンツェルトハウスにおけるビーバーの「ロザリオ・ソナタ」公演等、バロック・ヴァイオリンによるソロ公演も行い高い評価を獲得している。


タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)

ドイツのラール生まれ。フライブルク音楽大学でウルリッヒ・コッホ、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でシャーンドル・ヴェーグに師事。1982年ジュネーヴ国際等3つのコンクールで優勝。世界最高の女流ヴィオリストとして名高く、ベルリン・フィル、ロンドン響、パリ管、イスラエル・フィル等と共演。現代作品の演奏に力を注いでおり、リゲティ、リーム、ホリガー等、多くの作曲家の新作を初演している。また室内楽奏者として、エマール(ピアノ)、ヘル(ピアノ)、テツラフ(ヴァイオリン)、アルバン・ベルク弦楽四重奏団等と共演。ベルリン国立音楽大学教授。

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

モントリオール生まれのフランス人。リヨンの音楽院でレーヌ・フラショーにチェロを学び、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でも研鑽を積む。ロストロポーヴィッチ国際、ミュンヘン国際各コンクール受賞。チェロの新世代として近年急速に注目を集めており、ウィーンのムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのウィグモア、カーネギー等、欧米の主要会場でコンサートに出演、いずれも絶賛を博す。ハルモニア・ムンディ他から多数のCDをリリース。近年来日も多く、ファンが急増している。ドイツ・シュトゥットガルト音楽大学教授。

(c)Marco Borggreve