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Concert  コンサート情報

レイフ・オヴェ・アンスネス

2011年920日(火) 19:00開演

全席指定 7,000

完売

(c) EMI CLASSICS

レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

昨今のけれんみがある演奏から遠いからでしょうか、実力と人気がアンバランスな時期が長かったアンスネス。ここ数年、真摯なピアニズムがじわじわと伝わって、今や多くの聴衆にとって確固たる存在となりました。3度めの王子ホール、プログラム前半には母国ノルウェーの『国ぶり』を感じられる小品の数々とブラームスのバラードを並べ、後半はクルターグの小品から始まって中期ベートーヴェンの傑作「ワルトシュタイン」へと導きます。誇張や粉飾がないアンスネスのピアノをプライベートな雰囲気の空間で聴く…ちょっと贅沢だと思いませんか?

 

MESSAGE

 

9月の日本公演を、私は本当に心待ちにしています。数ヶ月前に皆さんの国を襲った災害については、大きな悲しみを持って注視していましたが、それ以来、早く日本に行きたいと願い続けてきました。比類ない教養のある聴衆と、豊かな日本の文化ともてなしの心に触れるために。今回は多くのリサイタルだけでなく、NHK交響楽団とマエストロ・ブロムシュテットとのラフマニノフの協奏曲第3番の共演もありますが、その両方の演奏を非常に楽しみにしています。

 

――レイフ・オヴェ・アンスネス

プログラム

グリーグ:「抒情小品集」 より
 ノルウェーの旋律 Op.12-6/民謡 Op.12-5
 孤独なさすらい人 Op.43-2/春に寄す Op.43-6
 羊飼いの少年 Op.54-1/ノルウェーの農民行進曲 Op.54-2
 (当初「ドヴォルザーク:詩的な音画 Op.85, B.161 より」と発表しておりましたが、
  アーティストの希望により変更となりました。)
ブラームス:4つのバラード Op.10

********** 休憩 **********

クルターグ:「ピアノのための遊び」より 8つのピアノ小品
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」

プロフィール

(c)EMI CLASSICS

レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

1970年ノルウェーのカルメイに生まれ、ベルゲン音楽院でイルジ・フリンカに師事。87年のデビュー以来、「威厳ある優美さ、力強さ、洞察力を有するピアニスト」(ニューヨーク・タイムズ)としてその実力は評価され続け、いまやもっとも魅力あるアーティストのひとりとして確固たる地位を築き、国際的な名声を獲得している。世界最高のコンサート・ホールで行うリサイタルや一流オーケストラとの共演の他、熱心な室内楽奏者でもあり、レコーディングも積極的に行っている。2004/05年シーズンにはカーネギー・ホールの「パースペクティブ・シリーズ」に歴代最年少アーティストとして出演。10/11年シーズンには、ベルリン・フィルのピアニスト・イン・レジデンスを務め、ベルナルド・ハイティンク指揮でブラームス:ピアノ協奏曲 第2番共演のほか、室内楽、ソロ・リサイタルを含む5つのプログラムを演奏。これまでアンスネス自身が芸術監督を務めたリソール室内音楽祭は、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨークのカーネギー・ホールを回る秋のツアーで任期をはなやかに締めくくった。他にも、ウラディーミル・ユロフスキー指揮/ロンドン・フィル、マリス・ヤンソンス指揮/コンセルトヘボウ管、リッカルド・ムーティ指揮/シカゴ響などとの共演を予定している。11年春のリサイタル・ツアーは、アメリカ、ヨーロッパで行う予定。アルバムは、バッハから現代曲まで幅広いレパートリーに亘り、これまで30枚以上のCDをEMIクラシックよりリリース。最新CDの「ラフマニノフ:協奏曲 第3番&第4番(アントニオ・パッパーノ指揮/ロンドン響)は4度目のグラモフォン賞を受賞。これまで、グラミー賞にも7回ノミネートされている。02年にはノルウェーで最高の名誉とされるノルウェー王国聖オラフ勲章を受賞のほか、受賞歴多数。

オフィシャルHP http://www.andsnes.com