村治佳織 transit Vol.7
2011年3月3日(木) 19:00開演
全席指定 6,000円
(c)Kiyotaka Saito |
村治佳織(ギター) |
若き才能を開花させながら、未知の魅力と可能性をいっぱい抱えている村治佳織の、その時々の旬の姿を王子ホールでおみせするシリーズ、transit第7回。
毎年、王子ホールのステージで演奏させていただいておりますこと、感謝申し上げます。
7年目となりますプログラムは、ギターのためのオリジナル作品を集めました。
繊細な楽器ではありますが、骨太なそして民族色の濃いギター音楽をお楽しみいただければ幸いです。
今回のプログラムを良く見ているうちに、いくつもの「7」を発見しました。
最後のリブラ・ソナチネ以外は作品番号、あるいは作曲者の生まれた年にすべて「7」が。
カステルヌォーヴォ=テデスコのソナタに至っては作品番号「77」!
シリーズ7回目は偶然にもラッキー・セブンに導かれたプログラムとなりました。
聴いてくださる皆様にも、幸運がおとずれるよう、心をこめて演奏します。
――村治佳織
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ Op.87
ヴィラ=ロボス:12の練習曲 第11番/第5番/第7番
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター・ソナタ 二長調 「ボッケリーニを讃えて」 Op.77
********** 休憩 **********
ヴィラ=ロボス:12の練習曲 第1番/第8番/第10番
ドメニコ一ニ:コユンババ
加藤昌則:委嘱作品
ディアンス:リブラ・ソナチネ
(c)Kiyotaka Saito |
村治佳織(ギター) 東京都出身。福田進一に師事。1989年、ジュニア・ギターコンクールにおいて最優秀賞を受賞。91年、学生ギターコンクールにおいて、全部門通じての最優秀賞を受賞。92年ブローウェル国際ギターコンクール(東京)及び東京国際ギターコンクールで優勝を果たす。93年、津田ホールにてリサイタルデビュー、続いてCD「エスプレッシーヴォ」をリリース。95年、第5回出光音楽賞を受賞。96年、村松賞受賞。97年よりパリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセに師事。99年、ホアキン・ロドリーゴの前で彼の作品を演奏する機会を得る。同年、エコール・ノルマル卒業と同時に帰国、本格的なソロ活動を開始する。年間50回を超える全国各地でのソロ・リサイタルに加え、海外でも公演を重ねている。また、国内外の主要オーケストラとも多数共演。これまでに、ビクターエンタテインメントよりCD9枚、DVD1枚をリリース。98年に発売された「カヴァティーナ」はクラシック音楽CDとしては異例の売上げを記録。2003年には、英国名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初のインターナショナル長期専属契約を結び、第1弾「トランスフォーメーション」は、「レコード芸術」にて特選として最高の評価を得るとともに、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー<洋楽>を受賞。その後も、アルバム6枚、ミニ・アルバム1枚、DVD2枚が発売されている。10年9月には最新アルバム「ソレイユ~ポートレイツ2~」をリリース予定。99年、伊藤園・充実野菜、02~04年、トヨタ自動車・アリオンのテレビCMに出演。07年にはミキモトのイメージキャラクターとして起用されるなど、メディアへの登場も多い。J-WAVE(FM)「三菱地所 CLASSY CAFÉ」マンスリー・ナビゲーターを務めるほか、雑誌でのエッセイ連載や、新聞へ書評を寄稿するなど、幅広い分野で活躍している。08年、第9回ホテルオークラ音楽賞を受賞。 |