グザヴィエ・ドゥ・メストレ
~アルパ・ラティーナ~
2010年11月18日(木) 19:00開演
全席指定 7,000円
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ) |
今や、ウィーン・フィルのソロ・ハーピストのみならず、ハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界を飛び回っているメストレ。来日の度に新しい姿を見せてくれますが、今回は『アルパ・ラティーナ』と題し、男性的な力強さと持ち前の気品を活かした魅惑のラテン音楽を披露してくれます。
親愛なる日本の聴衆の皆様にこの新しいプログラムを聴いていただけることに、この上ない喜びと誇りを感じます。プログラムの殆どの曲は、ラテン音楽に捧げられています。ラテン音楽は私にとって身近なものであり、最新のCDではそれがテーマにもなりました。唯一の例外がドビュッシーの2曲です。ドビュッシーは最も敬愛する作曲家であり、これまでも常に私のキャリアと共に在りました。そういう理由で、自分のコンサートでは必ず、彼の作品を幾つか取り上げることにしました。皆さんが、私が演奏しながら感じているような喜びを持って聴いてくださるよう願っています…
――グザヴィエ・ドゥ・メストレ
アントワーヌ・フランシスク:パヴァーヌとブランル
マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
ドビュッシー:夢想、ロマンティックなワルツ
(※アーティストの意向により、
「アルベルト・ヒナステラ:ミロンガ」「へスース・グリーディ:古いソルツィーコ」から変更されました)
フランシスコ・タレガ:アルハンブラの思い出
カルロス・サルツェード:夜の歌
マヌエル・デ・ファリャ:スペイン舞曲 第1番 (オペラ「はかない人生」より)
********** 休憩 **********
エンリケ・グラナドス:詩的なワルツ集
アンドレ・カプレ:フランス風ディヴェルティメント、スペイン風ディヴェルティメント
エライアス・パリシュ=アルヴァース:夢想 Op.82
(※アーティストの意向により、「カルロス・サルツェード:古代様式の主題による変奏曲」から変更されました)
(c)Udo Titz |
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ) 地元トゥーロンの音楽学校でハープを始める。その後、パリでジャクリーヌ・ボローとカトリーヌ・ミシェルに師事すると同時に、経済をパリ政治学院とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学ぶ。1998年著名なUSA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)において1位と2つの解釈賞を受賞。同年、誰もが望む地位であるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任。ソリストとしての活動も活発に行い、アンドレ・プレヴィン、ハインリヒ・シフ、アルミン・ジョルダン、アレクサンダー・ラザレフ、ワルター・ウェラー、ギルバート・ヴァルガ、ジョセフ・ポンス、ベルトランド・ドゥ・ビリー、フィリップ・ジョルダン等著名な指揮者のもと、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ放送響、バイエルン放送響、KBS交響楽団(ソウル)、ボルドー交響楽団、スペイン国立交響楽団、NHK交響楽団と共演。2002年5月には、ウィーン・フィル史上、ハーピストとして初めてソロ・コンチェルトを演奏した。また、シュレスヴィッヒ・ホルスタイン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、シューベルティアーデ、ラインガウ音楽祭、ウィーン音楽祭、ウィーン復活祭音楽祭、ブタペストの春音楽祭、シュティリアルテ音楽祭、ヴェルビェ音楽祭、ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭を含む世界各地の主要な音楽祭に招かれ、キャスリーン・バトル、ディアナ・ダムロー、インゴルフ・ターバン、ボー・スコウフス、バーバラ・ボニー等のアーティストと共演するほか、ピーター・シモニシェック、ミゲル・ヘルツ・ケストラネク、アンドレア・ジョナサン等の俳優とも共演。01年、ハンブルク音楽大学教授に就任。ジュリアード音楽院(ニューヨーク)、桐朋音楽大学、上海音楽院、トリニティ音楽院(ロンドン)で定期的にマスタークラスを行っている。08年よりSony-BMG Internationalで専属的に録音を始めた。 |