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Concert  コンサート情報

エマニュエル・パユ
無伴奏の夕べ

2008年1128日(金) 19:00開演

全席指定 7,000


(c)EMI Classics

エマニュエル・パユ(フルート)

空気を自在に操る男――エマニュエル・パユが現代最高の管楽器奏者の一人であることは、誰もが認めるところでしょう。ベルリン・フィルのトップとして、すぐれた室内楽奏者として、そしてスター・ソリストとして八面六臂の活躍を続ける彼の至芸を堪能する、またとない機会がやって来ます。この日彼は、何百年という時を自在に行きつ戻りつし、限りなく広がる世界を一本のフルートで描いてくれることでしょう。

プログラム

ベリオ:セクエンツァ I
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 第1番 イ長調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第2番 イ短調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第3番 ロ短調
ジョリヴェ:「5つの呪文」より 1. 交渉相手を迎えるために、
       そして会見が和解に達するように
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 第4番 変ロ長調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第5番 ハ長調
ジョリヴェ:「5つの呪文」より 2. 生まれる子が男であるように
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 第6番 ニ短調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第7番 ニ長調
ジョリヴェ:「5つの呪文」より 3. 農夫の耕す田畑の収穫が豊かであるように
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 第8番 ホ短調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第9番 ホ長調
ジョリヴェ:「5つの呪文」より 4. 生命と天地との穏やかな合致のために
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 第10番 嬰ヘ短調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第11番 ト長調
     :無伴奏フルートのための12の幻想曲 第12番 ト短調
ジョリヴェ:「5つの呪文」より 5. 首長の死へ~その魂の庇護を得るために

プロフィール

(c)EMI Classics

エマニュエル・パユ(フルート)

1970年1月、フランス人とスイス人の両親のもと、ジュネーヴに生まれる。6歳でフルートを始め、パリ国立高等音楽院でミシェル・デボスト、アラン・マリオン、クリスチャン・ラルデ、ピエール=イヴ・アルトーに師事、同音楽院卒業後はバーゼルのオーレル・ニコレの下で研鑽を積んだ。89年の神戸国際コンクール第1位で日本のフルート・ファンの注目を一気に集め、92年には最難関のジュネーヴ国際コンクール第1位を獲得。92年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(音楽監督:セルジュ・チェリビダッケ)より首席奏者として招かれるが、93年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(音楽監督: クラウディオ・アバド)のオーディションに合格し、同年ベルリン・フィル首席ソロ奏者就任。2000年6月ベルリン・フィルを退団、同年9月から01年6月までジュネーヴ音楽院フルート科の教授として後進の指導にあたる。02年4月ベルリン・フィルに復帰、同オーケストラ首席奏者およびソロ・フルーティストとしての演奏活動を再開。来日も多く、エリック・ル・サージュ(ピアノ)とのコンビによるリサイタルの他、NHK交響楽団、東京交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ等のオーケストラとの共演、マスタークラスも行っている。06年放送のNHK大河ドラマの紀行音楽にも参加した。現在EMIと専属契約を結んでおり、緻密なプランニングによってリリースされるアルバムは常に楽界の話題を独占している。CDは15作を超え、06年にはヴィヴァルディのフルート協奏曲集(R.トネッティ指揮オーストラリア室内管弦楽団)、イェフィム・ブロンフマンとのデュオによるブラームス&ライネッケ・ソナタ集を、07年にはラトル指揮ベルリン・フィルとの共演によるニールセンの協奏曲をリリースした。08年トレヴァー・ピノック(チェンバロ)との共演によるバッハのソナタ集をリリース予定。